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平野レミさん、iPhoneアプリでも愛を振りまく

2011年03月23日 14時00分更新

文● 広田稔(@kawauso3)、ASCII.jp編集部

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写真、イラスト、音声――すべては自宅で生まれた

── 何というか、アプリのプログラムを除いて、ほとんど「家内制手工業」で作っているところがスゴいですよね。

マネージャー 奥田 そうですね。アプリは若者向けだからということで、息子夫婦に食べてもらって、若い人でも美味しいと思えるかチェックしてますし。

レミ そうなのよ。あたしが作って美味しいって言っても、若い人のベロと違ったりして。だから今回は長いものにはじゃなくて「若いものには巻かれろ」でやりました。

奥田 調味料にもすごくこだわってるんですよ。

レミ 高い調味料を使えばそれだけでおいしいかもしれないけどさ、今回はどこでも買える普通のにしたのよね。あとね、写真もその辺(レミさんの自宅)で撮ったりね! あたしがレフ板の代わりにアルミホイル持ったりして。


── ホントに家の中で作ってるんですよね。そしてイラストはご主人、和田 誠さんに頼まれたと。

レミ 2月くらいだったかなー。レシピの厳選が一段落して、ちょうど日曜日だったとき、夫に「こういうの作ってるから描いて描いて」って。

かわいらしいアプリのイラストは和田 誠さんだ


── 軽すぎる! 全編集者が泣きますよ、それは。

レミ でも和田さんってやっぱりあの人、デザイナーなのよね。色味とかもすっごくこだわっちゃって、ディスプレー見ながら「M(マゼンタ)あと10足して」とか全部指示してたの。


── 完全に「和田 誠デザイン」ですね。

奥田 タイトルも家族会議で決めたんですよね。

レミ そうそう、「コレいいね~!」とか言っちゃってね!

奥田 「140文字レシピ」や「Twitterレシピ」など、いろいろな案があったんですが、「つぶやきごはん」はやわらかくて、あったかい感じがしていいねということになって。タイトルが決まったら、アプリを立ち上げたときに表示する画面用に、サラサラっと和田さんがロゴを描いてくれて。「ここ、何かあったらいい」って目玉焼きも加えて。


── ひょっとして音声の収録もここで?

レミ 録ったねー。孫がたまにワンワン泣くもんだから、「ちょっとあっち行ってて!」とか言ったりして。台本もなーんにもなくてね。「これ言って、これ言って」って指示するから、それ言うだけ!

奥田 アドバイスを入れた方がいいよねって話がもともとあったんですよね。文字で書いたのとは別に、音声も収録することにして、「じゃあ、なんか言って」って……。


── なんか!(笑)

奥田 ほとんどが一発録りなので、噛んでるし、笑ってたりしてます。でも、それでいいかなっていうことになったんですよ。レシピの話からそれて世間話をして、最後には「何の話してたんだっけ?」となってしまった、そんなNGテイクもあります。

 音声を入れたのは30品なんですけど、それくらいが3G回線でダウンロードできる容量(20MB)ギリギリで、それ以上になると無線LANを使うことになるのでやめたんですよね。収録した音声がちょっと長かったので、結構、圧縮して入れてるんです。



(次ページに続く)



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