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ロジクール、絨毯の上でも使える無線マウス「M515」

2011年02月17日 18時11分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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ロジクール ワイヤレスマウス M515(ダークシルバー)

 ロジクールは17日、リビングでの使用に適した光学式無線マウス「ロジクール ワイヤレスマウス M515」を発表した。価格はオープンプライスで、同社直販サイトでの販売価格は4980円。発売日は3月4日の予定。

カラーバリエーションは3色。「ブルー」(左)と「レッド」(右)

 リビングでの使用を想定したというM515は、底面にある光学センサー部分に開口部がないフラットな構造を採用している。これにより、テーブルの上のような平たい面だけでなく、ジーンズのような布地や、毛足の長い絨毯の上で使っても支障なく動作する。さらに、繊維屑やペットの抜け毛などがセンサー部に入って、動作の障害になることもないという。CCDカメラで置かれた面を読み取る光学式であるため、ガラス板の上では動作しない。

M515の底面。光学式マウスでは当たり前のセンサー開口部が見当たらない。底面は低摩擦素材を使用し、軽快な操作性を実現

 無線マウスにつきものの電池寿命の問題については、ボディーの手を置く側に静電式センサーを内蔵し、手を置いたときだけ自動で起動するという機能を搭載。未使用時のバッテリー消費を抑えるほか、意図しないカーソルの動きも抑制できるとしている。体の一部が軽く触れたり、カバンの中に入れていて物が当たったりしても、誤動作はしないという。バッテリーは単3形乾電池2本を使用し、電池寿命は最大24ヵ月。

 まだ、同社のマウス上位機種が搭載する「高速スクロール機能」(Hyper-fast Scrolling)を標準搭載。縦に長いウェブページや表計算シートなどを高速にスクロールできる。ホイール部分は押し込んでボタンとして動作するほか、左右に傾けて操作するチルトスイッチも備えている。

M515の主な特徴

 パソコンとの無線通信には、同社独自の「Unifyingレシーバー」を使用。製品にはUSB接続の超小型レシーバーがひとつ付属し、同社のUnifying対応キーボード/マウスならば、ひとつのレシーバーで複数台を使用できる。

 ボタン数はホイールのチルトスイッチを含めて5つ。解像度は1000dpi。重さは約134.6g(電池含む)となっている。対応OSはWindows 7/Vista/XPとMac OS X 10.5以降とされている。

製品説明会では
ロジクールのマウス技術を披露

 同日にロジクールオフィスにて開かれた製品説明会では、1982年にスイスのLogitech本社が最初に開発したマウス以来続く、マウス製品の歴史と技術的優位点についてが説明された。

マウスの歴史。いくつかの技術的エポックメイキングに、Logitech製品も関わっている

 例えば同社マウスの上位機種「パフォーマンス マウス M950」に搭載されている「Darkfieldレーザートラッキング」技術では、一般的なレーザーマウスでは使えないツルツルのガラス面でも動作するように、2本のレーザー光を組み合わせて十分な反射光を得ているという。

Darkfieldレーザーセンサーの仕組み。通常の平面では1本の、ガラス面では2本のレーザーを照射して入力を得る。これにより、光学式マウスや通常のレーザーマウスでは真っ黒に見えて動作しないガラスの平面でも動作する(左)

 また、Unifyingテクノロジーなど同社のワイヤレスマウスに使われている通信方式「アドバンスド2.4GHz」と、一般的なBluetoothマウスを比較。アドバンスド2.4GHzの方が安定した高速転送速度と低遅延を実現しながら、省電力性能に優れるといった特徴が披露された。

同社のワイヤレス技術「アドバンスド2.4GHz」とBluetoothマウスの比較

会場には1990年代の同社製品など、さまざまなマウスや入力機器が展示されていた。読者の方も「これは昔使った」という製品があるのではなかろうか

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