今回はドコモのシャープ製ケータイでは最も高機能な「SH-01C」を詳しく紹介する。ドコモ「PRIMEシリーズ」の端末はもちろんどれも高機能だが、今年の夏モデルまでのシャープ製端末は、ケータイをモバイルルーター化する「アクセスポイントモード」(以下、APモード)に対応した機種がなく、APモードを含めた全部入りを求めるなら富士通製ケータイというチョイスが一般的だった。SH-01CではこのAPモードにも対応したので、全部入りが前提でもシャープも選択肢に入るようになった。
基本機能&スペックを確認
14.1メガCCD搭載のカメラ機能が強力
SH-01Cには“AQUOS SHOT”のブランドネームが付いていることからもわかるように、カメラ機能が強力である。14.1メガの高画素カメラを搭載。夏モデルの「SH-07B」同様、フルHD解像度の動画撮影に対応する。また端末本体にもマイクロサイズのHDMI端子を搭載。別売ケーブルを用意することで、テレビでフルHDムービーを見ることが可能だ。
AQUOSファミリンクにも対応し、液晶テレビの「AQUOS」とSH-01CをHDMIケーブルで接続していれば、テレビ側のリモコンで動画や写真を選択して表示できる。人気製品同士なので利用できる環境にある人は結構多そうだ(対応機種はシャープのサイトで確認してほしい)。
端末の形状としては折りたたみ型ケータイだが、2軸ヒンジ構造で、ディスプレイを反転させれば、文字入力をはじめとするほとんどの操作をタッチでも行なえる。側面にはワンセグのアンテナを搭載、またサイドキーはシャッターキーのみとすっきりとしたデザインだ。またカメラ部分は少し膨らんでいるが、出っ張りや引っかかりの無い外観でポケットにも入れやすい。
防水・防塵仕様は国内のケータイではまったく珍しくなくなったが、やはりありがたい。ただしmicroSDカードがバッテリーを外さないと付け替えはできない仕様となっている。開閉時などはフロントパネルにイルミが浮かび上がるが、キラキラ光るというよりも一瞬サッと表示されるなど派手派手しい感じはない。
テンキーとタッチ操作は?
テンキーは各キーがしっかり盛り上がっていて押しやすい。また通常のクラムシェルスタイルで端末を開いているときも、テンキーとタッチ操作の両方をサポートしているので、たとえば右手でテンキー、左手でタッチ操作という変則的な両手入力にも対応している。そもそも「タッチパネルは不要」という人には、設定でタッチパネルをオフにもできる。
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