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激安自作PCに挑戦! 諭吉4枚で最新パーツ一式を買う

2010年08月30日 20時00分更新

文● H14 富田忠雄

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激安PCの性能をチェック!!

 ここでは購入した激安PCの性能を定番ベンチマークソフトの「PCMark Vantage」と動画エンコードソフトの「TMPGEnc 4.0 XPress」で計測してみた。

買ってきたPCパーツを実際に組んで、性能をチェック! CPUとマザーボード以外は全く同じ環境で、「Core i3-530」構成(写真)と、「Athlon II X4 635」構成を比較した

 まずはシステム全体のパフォーマンスを「PCMark Vantage」を使って比較。CPUの動作クロックは「Core i3-530」が2.93GHz、「Athlon II X4 635」が2.9GHzとほとんど同じだが、CPUに内蔵するキャッシュ容量やGPU性能など、アーキテクチャーの違いで物理2コア、論理2コアとなる「Core i3-530」構成が、物理4コアの「Athlon II X4 635」を若干上回る結果になった。

3D Mark Vantage(単位:Score) better→

 次は「TMPGEnc 4.0 XPress」の動画エンコード時間で、マルチスレッド処理時の性能を見てみよう。解像度1440×1080ドットのMPEG2動画(11分)を1920×1080ドットのH.264形式へ変換した際に要した時間を計測。
 結果は物理4コアが影響して、「Athlon II X4 635」が8分も高速にエンコードが完了。圧勝と言える結果だ。動画エンコードを頻繁に行なうなら、AMD環境の激安PCがおすすめだ。

TMPGEnc 4.0 XPress(単位:秒) ←better

 さらに1万2000円前後のビデオカードを追加して、オープンβがそろそろ開始される「ファイナルファンタジーXIV」のベンチマークも実行してみた。

搭載メモリがGDDR 1GBの「GeForce GTS 250」搭載ビデオカードeVGA「01G-P3-1145-TR」。2スロット冷却ファンを採用する

こちらは「Athlon II X4 635」の構成。1万2000円前後のビデオカードを追加して、「ファイナルファンタジーXIV」のベンチマークを実行した

 解像度がフルHDになるHIGHモードでは、流石にビデオカードの性能不足もあり、両環境ともにゲームの動作が「重い」2000スコアー未満だ。解像度が1280×720ドットになるLOWモードで、どうにか「Athlon II X4 635」が「やや快適」となる3000スコアーオーバーになっている。「FFXIV」ベンチのスコアーには論理コアの数はあまり影響しないため、物理コア数が多い「Athlon II X4 635」のスコアーが勝ったかたちだ。

FinalFantasy XIV(単位:Score) better→

十分快適に動作する激安PC!

 諭吉4枚でお釣りのくる激安PCは、メールやインターネットはむろん、動画エンコードも十分にこなせる性能を持っている。さらにビデオカードを追加すれば低解像度ながら、FFXIVをプレーすることもできる。この機会にコストパフォーマンス抜群の最新激安PCを自作してみよう。

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