激安PCの性能をチェック!!
ここでは購入した激安PCの性能を定番ベンチマークソフトの「PCMark Vantage」と動画エンコードソフトの「TMPGEnc 4.0 XPress」で計測してみた。
まずはシステム全体のパフォーマンスを「PCMark Vantage」を使って比較。CPUの動作クロックは「Core i3-530」が2.93GHz、「Athlon II X4 635」が2.9GHzとほとんど同じだが、CPUに内蔵するキャッシュ容量やGPU性能など、アーキテクチャーの違いで物理2コア、論理2コアとなる「Core i3-530」構成が、物理4コアの「Athlon II X4 635」を若干上回る結果になった。
次は「TMPGEnc 4.0 XPress」の動画エンコード時間で、マルチスレッド処理時の性能を見てみよう。解像度1440×1080ドットのMPEG2動画(11分)を1920×1080ドットのH.264形式へ変換した際に要した時間を計測。
結果は物理4コアが影響して、「Athlon II X4 635」が8分も高速にエンコードが完了。圧勝と言える結果だ。動画エンコードを頻繁に行なうなら、AMD環境の激安PCがおすすめだ。
さらに1万2000円前後のビデオカードを追加して、オープンβがそろそろ開始される「ファイナルファンタジーXIV」のベンチマークも実行してみた。
解像度がフルHDになるHIGHモードでは、流石にビデオカードの性能不足もあり、両環境ともにゲームの動作が「重い」2000スコアー未満だ。解像度が1280×720ドットになるLOWモードで、どうにか「Athlon II X4 635」が「やや快適」となる3000スコアーオーバーになっている。「FFXIV」ベンチのスコアーには論理コアの数はあまり影響しないため、物理コア数が多い「Athlon II X4 635」のスコアーが勝ったかたちだ。
十分快適に動作する激安PC!
諭吉4枚でお釣りのくる激安PCは、メールやインターネットはむろん、動画エンコードも十分にこなせる性能を持っている。さらにビデオカードを追加すれば低解像度ながら、FFXIVをプレーすることもできる。この機会にコストパフォーマンス抜群の最新激安PCを自作してみよう。