夏のニューPNDレビュー第2弾は、デジタル機器の販売で有名なトライウインが発売する「Trywin Pocket」。価格が安く、購入しやすいモデルだ。
Trywin Pocketとはこんな機種
トライウインは、ポータブルナビゲーションをはじめ、地デジチューナーやフォトフレームなどのデジタル機器を販売しているメーカー。同社のポータブルナビゲーションは、多くの通信販売番組でも取り扱われているので目にしたことがある人もいるだろう。大型モニターを採用しながら2万円台で購入できるコストパフォーマンスに優れたモデルを多数ラインナップしていることでも知られている。
「DTN-X651」は、7月に発売開始したばかりの新商品。この機種は、ワンセグチューナーを内蔵し、microSDを使ったMP3形式の音楽再生やAVI形式の映像再生、JPEG形式の画像再生機能を搭載。ナビゲーションだけでなくAV機能も楽しめるポータブルナビゲーションとなっている。
内蔵されるメモリーは4GBで、登録件数は住所検索が約3600万件、電話番号検索が約780万件、フリーワード約500万件なので、他社のポータブルナビゲーションと比べても遜色ないレベルとなっている。使用しているナビゲーションソフトは、多くのポータブルナビゲーションでも採用されている昭文社の「まっぷる」。古くから全国地図を製作している昭文社なので、膨大なデータ量に定評がある。
また、全国31都道府県のぬけみちマップも登録されているので、渋滞にも強いのも魅力だ。走行中に渋滞が発生するとモニター上に水色の点滅で抜け道が表示されるので、それに沿って進めば渋滞を回避することができる。その他の情報として、まっぷるの観光ガイドも収録されている。観光地やお店の詳細な情報がカーナビ上で確認できるので、例えば観光地やお店の営業時間を調べるなど、ドライブのアシストに役立つはずだ。
モニターは、タッチパネル式のWVGA液晶を採用している。そのため、地図の細かい箇所の再現性も高く、照度やタッチパネルの感度も良好。「DTN-X651」は、5インチのモニターだが、使っていて小さいと感じることもないし、見にくいこともない。もし文字が見づらいようなら3段階で文字の大きさが変えられるので、ユーザーの好みに設定することもできる。
その他には、都市高速の入り口案内や交差点の拡大図なのでルート案内をアシストしてくれる。ハイウェイモードも表示されるので、目的地の最寄のインターチェンジまでの距離や到達時間を確認可能。もちろん、ETCレーン案内や走行レーン案内もある。また、サービスエリアの手前では、駐車位置やトイレ、レストランなどの詳細が分かるサービスエリアマップが表示されるので、どの位置にクルマを停めれば便利かが一目瞭然だ。このように高速道路のアシストが充実しているのも特徴といえる。
「DTN-X651」は、リチウムポリマーの内蔵バッテリーを使用していて、約3時間ならバッテリー電源で稼動することができる。なので、AV機能を電源がない屋外で使うことも可能だ。
これらの機能が付きながらウェブサイトでの直販価格はが3万2800円。ポータブルナビゲーションのエントリーモデルとしては十分な機能性を持っているだろう。
外形寸法 | W144×H90×D17.8mm |
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重量 | 230g |
ディスプレー | 5インチWVGA 800×480/感圧式タッチパネル |
対応電源電圧 | DC12V(シガー電源アダプター接続時)/AC100V(ACアダプター使用時) |
バッテリー駆動時間 | 約3時間 ※使用状況や環境により異なる |
インターフェイス | 4GB内蔵メモリー/microSDカードスロット(16GB対応) |
測位 | 内蔵GPSアンテナ |
地図データ | まっぷる スケール10m~200km (14段階) |
住所データ | 約3600万件 |
フリーワード検索データ | 約500万件 |
電話番号データ | 約780万件 |
VICS | なし |
ワンセグ | チューナー内蔵 |
(次ページへ続く)
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