14日から東京ビッグサイトで開催中のワイヤレスジャパン2010だが、一番の大きさを誇っているのがNTTドコモブースである。
ブースの中心はやはりスマートフォン
やはり気になるのは最新端末などの情報だが、今年は一部をのぞいてタッチ&トライコーナーなどを設けておらず、ややこじんまりとした展示となった。ただスマートフォンについては別。ドコモブースでは発売間近の「LYNX(SH-10B)」、「Dynapocket(T-01B)」「BlackBerry Bold9700」、さらに「Xperia」は積極的にプッシュされていた。
スマートフォンでiモードメールが使える「spモード」については、LYNX、Xperia、T-01Bの各モデルで専用メールソフトを実際に試すことができた。テキストのメールはもちろん、絵文字やデコメールについても対応している。iモードメールが使えないことを理由にスマートフォンへの移行をためらってきたユーザーには心強い存在となるだろう。
今回ドコモブースの注力ポイントはスマートフォンのほかには「LTE」「R&D」「ソリューション」の各項目である。LTEについては、最大下り37.5Mbpsという高速性能を活かし、通話しながら通話者双方が同時に動画を共有するサービスによって遅延のなさも強調するデモを行なっていた。今年12月に迫ったサービス開始に向けて利便性の高さを強調する。
同じくLTEのデモで行なわれていたのが「描きコミュニケーション」。サーバー側の動画・静止画を利用者が同時(2人以上で特に制限はない)に閲覧でき、動画であれば任意の時点の静止にも対応する。また動画に手描きで描き込んだデータなども共用できる。動画をみんなで楽しんだり、電子会議的に使うなど応用範囲は広そうだ。参考展示ながらサービス開始に向けて検討とのこと。