リアルな専用音源で最高にリアルなプレイバックを!
Guitar Pro 6に搭載する専用音源RSEは、ギターはもちろん、ベース、ドラム、ピアノなどプロスタジオでレコーディングされた音色や、アンプサウンド、エフェクトを搭載。
プリセットとして様々なスタイルから選ぶことも可能となっている。また、10トラックによるイコライザー、コンプレッサー、リミッター、リバーブなどのエフェクトを用いてのマスタリングを行うこともできる。
さらに、チョーキング、スライド、ベンドのようなギター特有の効果、ピックストローク、スラップ、フィンガーピッキングなどのプレイスタイルを再現することができるため、DAWで作曲を行う際に、MIDIデータを読み込んで、これらの効果を反映させて、よりリアルなギターサウンドとしてアレンジを加えることも可能となる。
つまり、ギターを弾けない人、ギター以外の楽器のプレイヤーでもギターサウンドを楽しめるわけだ。
ギターリストに欠かせない数々の機能
どんなチューニングのどんなコードでも、「ダイアグラム・ジェネレータ」機能により、フィンガリング・ポジションを表示可能。
さらに、譜面を範囲選択することで、その中で使われているスケール(音階)の検索ができる。
これは一般的なスケールだけではなくブルーノート(ブルース調)や民族音楽にいたるまで、あらゆるスケールの中から適切なものが確度が高い順にパーセンテージで提示され試聴ができる「スケールチャート」機能も搭載している。このスケールの練習を積むことでアドリブ演奏が上達することとなる。
練習、譜面入力に便利な「バーチャル・フレットボード」
ギター・パートを選択した状態で「表示」-「楽器パネル」を選ぶと「バーチャル・フレットボード」が現れる。
この状態で再生すると、どこを押さえるかがビジュアルで確認でき、音符入力の際には、フレットをクリックすることでも入力が行える。ベースパートを選択した状態では、4弦のものとなり、最高で8弦の弦楽器までに対応している。
ピアノ・パートを選択すれば、キーボードが表示される。
なお、譜面への音符入力は、マウス、パソコンのキーボード、MIDI機器を使って素早く簡単に行うことができ、効率良い入力のために多数のキーボードショートカットも用意されている。
Guitar Pro 6のメイン画面、切り替え可能な6つのパネル
今バージョンでは、従来のGuitar Proの特長はそのままに、メイン画面のインタフェースを一新。さらに使いやすいものとなっている。
スコアの左側にはワンクリックで切り替えが可能な6つのパネルを備えており、編集作業、サウンドエフェクト、楽器の設定、コードや歌詞の挿入などが効率よく行えるようになっている。
(1)編集パネル
(2)楽器設定パネル
(3)エフェクトパネル
(4)マスタリング・パネル
(5)コードパネル
(6)歌詞パネル
ミックスパネルとグローバル表示
ミックスパネルでは、各楽器ごとに音量、パン、5トラックのイコライザで音質の調整が行える。右側にあるカラーバーは「グローバル表示」と呼んでおり、各トラックの演奏される小節を表している。この「グローバル表示」で、再生したい小節を直接クリックしてジャンプして、途中から再生することができる。さらに、複数のトラックを選択することもでき、複数の小節を簡単にコピー/ペーストすることも可能となる。
以上、あらゆるギターリストを満足させる機能が満載の「Guiter Pro」。
Windows、MacintoshだけでなくUbuntuでもあらゆる機能が問題なく利用できることが確認できた。ギターに興味がある人には、オススメの一本だ。