ケータイサイトを作るのはたった一瞬
ここまで2時間くらいで出来てしまったので、いよいよ気合いを入れる。ケータイページに変換してみるのだ。ケータイサイトを作るのは難しい。見ている人がどの通信会社のケータイを使っているか、スマートフォンなのかどうなのかを想定する必要がある。
……はずだったのだが、BiND3.5にはそれを解決する「おまかせモード」というのがある。さっきのページを「ケータイ用に変換」してしまえば、自動で最適化されるという豪快な機能だ。実感がわかないが、もうこれで「ケータイサイトは出来ている」のだ。
すべて「そのまま」というのでは味気ないので、ケータイ用のレイアウトを選ぶ設定も使いたい。たとえばブログのページをイメージしてもらうと分かりやすいけど、右側にリンクなんかを入れているとき、それをどこに「逃がすか」を簡単に設定出来るのだ。
「出来ている」と言われても実際に見てみるまでは分からないじゃないかと思ったけど、そこはぬかりがない。
「モバイルシミュレーター」なるものを起動すれば、「ケータイの画面ならこんな風に見える」を確認出来るようになっている。画面の解像度は機種でまちまちだが、ざっと印象をチェック出来るのだ。
これでケータイサイトが出来た気はする。でもまだ課題はあって、アップ先のサーバーについて考える必要がある。モバイル端末から実際に見られるようにするには、専用サーバーの「BiNDサーバー」というところにサイトのデータをアップしなければならない。
……と思ったのだけど、今回使った「プロフェッショナル版」には2年間無料で使えるサーバーがあらかじめ用意されている。だからただページをアップするだけでいい。しつこいようだが、ケータイサイトはもうこの段階で完璧に出来てしまっている。
ただし、ケータイサイトをもっと作りこみたいと思ったら話は別だ。実はBiNDのサーバー契約には基本の「Basic」とビジネス向けの「Premium」という2種類のコースがあり、Premiumを選べば「じぶんでモード」というのが出来る。
Premiumコースでは、QRコードを作ったり、そこに空メールを送ったらクーポン券を自動で出したり、といったことも出来るようになっている。ショップカードやスタンプカードにQRを貼り、お客さんとコミュニケーションをするなんてのも簡単そうだ。
というわけで、出来あがったサイトがあらためて「猫をながめるだけの情報系サイト - NYASCII.jp」だ。QRコードも作ってみたので、試しに右のコードを読み取ってアクセスしてみてほしい。
たった数時間で出来てしまったサイトのことを自分で褒めるのも何だが、クオリティはそれなりに高い気がする。不覚にも気になってしまった人は、とりあえずBiND3.5のサイトを見てみるのがいいのではないだろうか。
「BiND for WebLiFE* 3.5」製品概要
◆BiND for WebLiFE* 3.5 スタンダード版
Windows版/Macintosh版 各1万9800円
※「BiNDサーバーBasicコース」の6ヵ月の利用権付
◆BiND for WebLiFE* 3.5 プロフェッショナル版(サーバー付き)
Windows版/Macintosh版 各2万4800円
※「BiNDサーバーBasicコース」の2年間の利用権と、追加デザインテンプレート1年分付
◆サーバーコース#1 Basicコース
月額利用料 980円
※BiND3スタンダード版には6ヵ月、プロフェッショナル版には2年間の無料期間を付属
・サーバー容量無制限利用(1ファイルあたり100MB以内)
・モバイルサイト作成機能(おまかせモード)
◆サーバーコース#2 Premiumコース
月額利用料 2980円
・サーバー容量無制限利用(1ファイルあたり1GB以内)
・モバイルサイト作成機能(おまかせモード/じぶんでモード)
・モバイルキャンペーン機能
・QRコード作成
・独自ドメイン利用
・簡易パスワード設定
・メールアカウント作成(無制限)
・ウェブメール