資格取得やキャリアアップのためのスクール事業を幅広く展開するヒューマンアカデミーが、未経験の状態から技術者としてIT業界への転身を目指す方向けのキャリアアップ講座「IT業界就転職対策総合コース」を新たに開講した。ここでは1月16日にヒューマンアカデミー新宿校で行なわれた体験セミナーの様子をお伝えする。
Java+Linux+ネットワーク
IT技術者に必要な幅広いスキルを習得
今回新設されたIT業界就転職対策総合コースは、PCを一利用者として仕事や研究などに使ってきたユーザー層――つまりシステムの開発・運用経験がない方――を主なターゲットにした通学制のIT技術者養成講座だ。
カリキュラムは、PC操作の基礎を学ぶ「IT入門」、Linuxの操作やネットワーク管理に関する「ネットワークエンジニア」、Java言語とデータベースに関する「Javaプログラマー」、さらにコミュニケーションスキルを磨く「就職対策」の4領域で構成され、IT技術者に求められる基礎知識や技術の習得を、合計161時間の講義と実習で目指すというもの。
取得目標となる資格は、Javaプログラミング試験である「SJC-P」にデータベースに関するスキルを問う「ORACLE MASTER bronze」、ネットワーク関連では「CCENT」とその上位資格「CCNA」など。資格としての難易度はいずれも初級レベルだが、幅広い分野のこれらベンダー資格に本講座ひとつで対応できる。
人材のプロが就職・転職まで徹底サポート
IT業界就転職対策総合コースの最終目標は資格取得ではない。IT技術者としてIT業界に就職・転職することだ。そこで本講座では、修了者の就職活動支援までをサービスに含む。就職活動の支援は、総合人材サービスを展開するヒューマンリソシアとの連携によるもの。
就職支援の具体的な内容は、IT選任のジョブカウンセラーによる就職カウンセリングと、仕事情報の案内となる。カウンセリングは継続的に行ない、また仕事情報も随時案内されるなど、修了者の就職・転職に対する不安を払拭する体制が用意されている。
(次ページ、「体験セミナーを受けてみた!」に続く)