13インチMacBook Proといえば、均整なアルミのボディーに、デジタルライフを楽しむための機能をギュっと詰め込んだプロダクト。国内でも人気が高くて、「初めてのMac」として選ぶ人も多いです(Apple Storeで見る)。
本連載「目指せ快適! MacBook Pro長期レビュー」では、本体の見所や併せて使うと便利な周辺機器、覚えておくと便利なソフトの設定方法など、MacBook Proをより楽しく使うための情報を提供していきます(連載の目次)。
13インチであることの強みは、コンパクトで持ち運びやすいこと。しかし一方で、その小ささがダイナミックさを損ねることも……。そう、DVDを大迫力で楽しみたいといった用途には適さないのだ。
MacBook Proユーザーといえど、ときには大画面を楽しみたい!! というわけで、今回は外部ディスプレーへの出力を可能にする「Apple Mini DisplayPort - DVI アダプタ」をゲストに迎えよう。
デュアルディスプレー環境については、以前にも取り上げたが、パフォーマンスの検証が主で、使い方には触れずじまいだった(関連記事)。ということで、今回はMacBook Proでデュアルディスプレーの基礎を解説してみたい。
そもそもMini DisplayPortとは?
現行のMacBook Proには、1基のMini DisplayPortが標準装備されている。ProだけでなくMacBookとMacBook Airにも装備されているので、「アップル製ノートに標準装備」と説明しても差し支えないだろう。
このMini DisplayPort 、映像機器関連の標準化を進めるVESAにより規定された「DisplayPort」の小型版だ(関連リンク)。アップルが開発して、2008年10月発売のMac各機種に搭載したものが初のお目見えで、のちにこの仕様がVESAにライセンス提供されて、2009年11月に正式規格として発効された(DisplayPort Version 1, Rev. 1a)。
IEEE 1394(FireWire)などアップル発の標準技術は珍しいことではないが、国際標準規格Mini DisplayPortの規格が普及すればMacユーザーにとっても好都合。「いけいけドンドンどこまでも」で、これを機にPC用モニタはもちろん薄型テレビにまで普及してほしいと願うばかりだ。
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