ユーザーの「不満」購入動機に?
Windows Vistaのユーザーは、3人に1人の割合で半年以内にWindows 7を導入する意思がある――。21日に発表されたアスキー総合研究所の調査で明らかになった。
調査結果によれば、Windows 7を「すぐに導入する」と答えたのはWindowsユーザー全体の約13%。約41%のユーザーが「1年以内には導入したい」と考えているという。
そのうち、Vistaユーザーの19.7%がすぐに導入したいと考えているのに対し、XPユーザーはわずか3.2%という結果になった。またVistaユーザーの58.5%が、OSがプリインストールされたPCではなくパッケージで購入したいと回答している。
研究所ではWindows Vistaへの満足度も調査しており、Vistaの満足度は50.0ポイントと、XPの67.2ポイントに比べてかなり低い数値となった。Vistaユーザーの不満がWindows 7への「買い替え」需要を刺激した構図が見える結果といえるだろう。
なお、Windows 7をどんなタイプのパソコンに導入するかという質問には、43.5%のユーザーが自作やベアボーンなどのデスクトップパソコンに導入するとした一方で、16.5%のユーザーがNetbookやモバイルパソコンなど低スペックなパソコンへの導入を検討していると回答している。
低スペックのパソコンでも十分なパフォーマンスが見込めるという期待も購入への誘因となっているようだ。