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インフルエンザ対策に有効?加湿空気清浄機を比較

2009年10月06日 17時50分更新

文● 吉田重戦車

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 インフルエンザ対策には加湿が効果的、と言われている。ウイルスは湿度40%以下になると乾燥し、長時間空中を漂うからだ。室内の湿度を上げることでウイルスが水分を含み落下しやすくなる。秋冬は空気が乾燥しがちなので、人為的に加湿する必要がある。各社から様々な機能を持った加湿空気清浄機が登場している。新型インフルエンザの流行が気になるので、代表的な製品のウイルス対策機能を比較した。


三洋電機:除菌電解ミストでウイルスやアレル物質を抑制するウイルスウォッシャー

 ウイルスウォッシャーは、水道水の電気分解で除菌電解ミストを生成、ウイルス表面のタンパク質を破壊し感染力を失わせる技術だ。除菌電解ミストは浮遊菌や花粉にも効果があるという。

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 加湿空気清浄適用面積は14畳。従来機種より除菌速度を1.5倍を高めたという新加湿フィルターを搭載している。人気の商品でAmazonでは発売直後に売り切れたままだ。


シャープ:ウイルスやハウスダストに効くプラズマクラスター

 プラズマクラスター技術は、プラズマ放電で発生させたプラスイオン、マイナスイオンにより浮遊菌やウイルスを分解、除去するという技術。アレル物質(ダニのふんや死骸)のタンパク質を分解、除去する効果も持つらしい。

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 加湿空気清浄適用面積13畳。ハウスダストモニターや花粉専用運転機能搭載などを搭載、通年で使えるモデルだ。


パナソニック:効力が長時間持続するウイルス抑制技術ナノイー

 パナソニックのウイルス抑制技術は「ナノイー」。ナノイーは空気中の水分を集めて作る微粒子イオンで、通常のイオンより6倍の寿命を持つという。ナノイーに含まれるOHラジカルがウイルスやアレル物質を抑制し、悪臭物質を除去するという。

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 加湿空気清浄適用面積11畳(プレハブ洋室。以下同)。汚れに応じて自動的に気流を使い分ける「気流ロボット」機能で、タバコの煙や花粉などを効果的に吸引・集塵する。フィルター交換も長期にわたって不要で経済的だ。


東芝:除菌・脱臭、アレル物質も抑制するピコイオン

 東芝は「ピコイオン」で、ウイルス抑制、浮遊菌を除菌、花粉などアレル物質抑制を実現している。ピコイオンは布に染み付いたニオイの脱臭もできる。

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 加湿空気清浄適用面積16畳。脱臭や集塵に効果を発揮する4重フィルターを搭載。リンク先にあるようにメンテナンスが簡単なフィルターを採用している。



ダイキン:有害微生物や物質を高速に分解、除去するストリーマ技術

 ストリーマ技術はプラズマ放電の一種で、ウイルス・カビ菌の除去、ダニや花粉の分解・除去に効果があるという。アジュバント(ホルムアルデヒド、ディーゼル粉塵・排ガス)も除去できるらしい

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 加湿空気清浄適用面積28畳。リンク先にあるように対インフルエンザ能力をより高めるオプションも追加できる。

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