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AVG Technologies「AVG 9.0シリーズ」

作業を中断させないオランダ発のセキュリティーソフト

2009年10月06日 09時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 まとめ記事関連記事)でも紹介したとおり、セキュリティーソフトのトレンドは「計量化」「高速化」がキーワードになっている。国内向けにはコージェンメディアが販売する、オランダAVG Technologies社の「AVG 9.0 Internet Security」「同 Anti-Virus」「同 Anti-Virus & Firewall」も、そうした時流に合わせた強化を図ったセキュリティーソフトだ。

AVG 9.0 Internet Securityのメイン画面

AVG 9.0 Internet Securityのメイン画面

 具体的には、初回ファイルスキャン時には全ファイルを対象とするが、2回目以降は変更のあったファイルのみスキャンすることでスキャン時間を削減(同社調べでは最大50%減)。また、PC起動時に読み込むファイルを最適化し、メモリー消費や起動時間を10~15%改善したという。

 さらに、不正侵入やアプリケーションからの不用意な通信を検出するファイアウォール機能は、全面的に設計を見直すことで、警告ダイアログの表示を50%減少した。最近はセキュリティー対策として、アプリケーションの更新を定期的にサーバー側へチェックしにいくものも増えている。そうした安全性の高い通信でも、ファイアウォールが検出して警告を発するケースがあり、作業を中断させられる、という場面が減りそうだ。

AVG 9.0 Internet Securityの設定画面

AVG 9.0 Internet Securityの設定画面

 このほか、個人情報の送信を検知して警告を出す「Identity Protection」機能の新規搭載、USBメモリー経由での不正プログラムの侵入を防ぐ「常駐シールド」の強化、など機能改善が図られている。

AVG 9.0シリーズの製品構成

AVG 9.0シリーズの製品構成。Identity ProtectionはInternet Securityにのみ含まれる機能だ

 対応OSは、Windows 2000/XP/Vista/7(XP、Vista、7は64bit版にも対応)。価格は、AVG Internet Securityの1年更新/1ライセンスが5460円、2年更新では7875円など。なお、同社では企業向け製品も10月中にリリースを予定している。


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