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28.7%の企業が次年度のSaaS予算を増加見込み 
企業情報システム専門誌『IT Leaders』読者1388人の調査結果を収録した
『SaaS利用動向調査報告書2009秋』
8月31日発売

2009年08月28日 15時15分更新

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28.7%の企業が次年度のSaaS予算を増加見込み 
企業情報システム専門誌『IT Leaders』読者1388人の調査結果を収録した
『SaaS利用動向調査報告書2009秋』
8月31日発売

インプレスグループで法人向け情報コミュニケーション技術関連メディア事業を手がける株式会社インプレスR&D(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井芹昌信)のシンクタンク部門、インターネットメディア総合研究所は、インターネットを通してさまざまなアプリケーションを提供するSaaS(Software as a Service、サース)について、国内企業の利用実態をまとめた『SaaS利用動向調査報告書2009秋』を8月31日(月)に発行いたします。
本調査報告書は、株式会社インプレスビジネスメディアが発行している企業情報システム専門誌『IT Leaders』の読者の中から約1万7000人にアンケートを依頼し、1388人(1010社)の有効回答を得てまとめたものです。
16項目の設問により、認知度、利用率、利用サービス、評価、次年度の予算の増減見込みなど、今後のSaaS市場を占うための基礎となる調査結果を掲載しています。
グラフは全体の単純集計結果のほかに、業種別、従業員規模別、地域別のクロス集計結果も掲載しています。また、CD-ROMには本報告書の調査結果を「単純集計」のほか、「業種別」「規模別」「地域別」「製品別」「利用予定別」というクロス軸によって集計したExcel形式(数表+グラフ)のデータを収録しています。
この調査結果に加え、『IT Leaders』編集部の監修により、ASPとの比較で見るSaaSの定義、SaaS業界の構造と主要プレイヤー、今回の調査で最も利用率と認知度が高かったSalesforce.comの強さの分析、日本のSaaS市場の課題などのレポートを掲載しており、SaaSを展開している、あるいはSaaSビジネスに移行したいベンダーの方はもちろん、ITにかかわるすべての方にご活用いただける内容となっています。
  インプレスR&Dインターネットメディア総合研究所では、今後も継続してSaaSやクラウドの利用動向を調査し、報告していく予定です。


<<調査結果・抜粋>>

■Salesforce CRMが利用率8.6%で業界をリード

代表的なSaaS製品について、それぞれの利用率と認知度を聞いたところ、「Salesforce CRM」が8.6%で最も利用されており、以下、順に「Google Apps Premier Edition」の3.5%、「サイボウズ Office 8 for SaaS」の2.7%となりました。また、認知度が高いのは「サイボウズ Office 8 for SaaS」の77.5%、「Salesforce CRM」と「Google Apps Premier Edition」の76.5%となり、これらの3製品が利用率、認知度ともに高い結果となりました。

【図1. 製品別 利用率と認知度】
http://www.news2u.net/releases/55662/items/1/

■SaaSの満足点は、導入までの早さと価格面の優位性

利用者のSaaSの満足点を聞いたところ、「早いシステム立ち上げが実現出来た」が40.7%で最も高く、次いで「初期コストが低かった」の34.4%、「トータルコストが低かった」の25.6%となりました。SaaSの特徴である導入までの早さと価格面の優位性が表れていると言えます。

【図2. SaaSの満足点】
http://www.news2u.net/releases/55662/items/2/

■28.7%の企業が次年度のSaaS予算を増加見込み、SaaS市場は拡大傾向

次年度のSaaS予算の増減見込みを聞いたところ、「100%(今年度と同じ)」が26%で最も高いものの、増加を見込んでいる企業は合計で28.7%、反対に減少を見込んでいる企業は合計で7.1%となっており、全体的には市場は拡大へ向かっていると言えます。(本設問は1企業1サンプルに限定して集計しています。)

【図3. 次年度の予算増減見込み】
http://www.news2u.net/releases/55662/items/3/


<<調査報告書の製品形態、および販売に関するご案内>>

『SaaS利用動向調査報告書2009秋』
IT Leaders編集部 監修、インターネットメディア総合研究所 編

製品形態・販売価格 一覧(税別)
発売日 :2009年8月31日(月)(予約受付中)
価格 :PDF版 60,900円(税込)
    PDF+冊子版 71,400円(税込)
判型 :A4判
ページ数:106p
詳細、ご予約は右よりご覧ください。 →http://r.impressrd.jp/iil/saas2009/

インプレスR&D インターネットメディア総合研究所の調査報告書は、お客様のご利用ニーズに合わせ、簡易製本の冊子版、PDF版をご用意しております。

<<目次 >>
第1章 SaaSの定義
1.1 SaaSの定義
 1.1.1 企業アプリケーションの変遷
 1.1.2 ASPとSaaSの違い
 1.1.3 SaaSの利点
 1.2 SaaS業界の構造
 1.2.1 SaaS業界の構造
 1.2.2 SaaSエコシステム
 1.2.3 SaaS業界のこれから

第2章 SaaS利用実態調査結果
2.1 調査概要
 2.1.1 調査概要
 2.1.2 留意事項
 2.1.3 回答者のプロフィール
2.2 調査のハイライト
2.3 認知度と利用率
 2.3.1 認知度
 2.3.2 利用率
2.4 利用状況と意識
 2.4.1 利用目的
 2.4.2 導入理由
 2.4.3 SaaSのメリット
 2.4.4 導入形態
2.5 アカウント数とコスト
 2.5.1 契約アカウント数
 2.5.2 料金形態
 2.5.3 年間利用コスト
2.6 利用者の評価
 2.6.1 満足度
 2.6.2 満足している点
 2.6.3 不満な点
2.7 次年度予算
 2.7.1 次年度予算の増減見込み
2.8 利用サービス
 2.8.1 製品別利用率
 2.8.2 CRM向けSaaS製品として思い浮かぶ企業(参考)
 2.8.3 SaaS基盤の認知度と利用率

第3章 SaaS利用実態調査製品別分析
3.1 製品別SaaS利用実態調査
 3.1.1 はじめに
 3.1.2 業種構成
 3.1.3 従業員規模構成
 3.1.4 満足度
 3.1.5 満足している点
 3.1.6 不満な点
 3.1.7 導入理由
 3.1.8 年間利用コスト
 3.1.9 契約アカウント数
 3.1.10 次年度予算の増減見込み

第4章 調査結果から見えてきた日本のSaaS市場の課題
4.1 調査総括
 4.1.1 認知者の4分の1がSaaSを「すでに利用中」
 4.1.2 SaaSに感じるメリットは「早期立ち上げ」がトップに
 4.1.3 SaaS利用者は次年度の予算を増額する傾向
 4.1.4 ベンダー別では今のところSalesforceが突出してリード
 4.1.5 広がっていない日本のSaaSベンダーの認知度
4.2 Salesforceの実情を分析する
 4.2.1 約6万社の顧客
 4.2.2 マーケティング力
 4.2.3 顧客を味方につけるマーケティングセンス
 4.2.4 テクノロジー
 4.2.5 安定性、信頼性を重視したシステム基盤
 4.2.6 堅牢なデータセンター
 4.2.7 日本法人のマーケティング
 4.2.8 パートナー獲得
 4.2.9 課題はCRMの活用
4.3 日本SaaS市場の課題
 4.3.1 課題はシングルインスタンス・マルチテナント型への移行
 4.3.2 急がれる「SaaSエコシステム」の確立

第5章 国内市場における主要SaaS製品一覧
5.1 業務アプリケーション系
5.2 企業間コラボレーション/購買
5.3 コミュニケーション/オフィス文書
5.4 運用管理系
5.5 システム(サービス)間連携


<<調査概要 >>
調査目的: 国内企業におけるSaaSの認知度や利用状況、評価、課題を把握する
調査対象: 株式会社インプレスビジネスメディアが発行するIT専門誌IT Leaders読者
対象地域: 全国
調査方法: インターネット調査
調査実施機関: 株式会社インプレスR&D、株式会社インプレスビジネスメディア
サンプリング: IT Leaders読者全員にメール配信、アンケートサイトへ誘導
有効回答数: 1,388
調査期間: 2009年6月17日(水)~6月26日(金)

※『IT Leaders』
企業の情報システム部門の責任者、担当者を対象としたエンタープライズITの専門誌。創刊は2008年10月。ITの企画、構築、運用、活用にかかわるさまざまな製品やサービスの情報を対象読者に直接、プッシュで届けることをミッションとする。このため読者属性を精緻に把握し、認定を経たうえで無償で雑誌を届ける、コントロールド・サーキュレーション方式を採用している。
http://it.impressbm.co.jp/



【株式会社インプレスR&D】 http://www.impressRD.jp/
インプレスR&Dは、Webビジネス関係者、ワイヤレスブロードバンド技術者、放送・通信融合およびデジタル家電関係者、IPv6関係者、ICTを活用するビジネスマンなど、インターネットテクノロジーを核としたあらゆる分野の革新をいち早くキャッチし、これからの産業・社会の発展を作り出す人々に向けて、クロスメディア事業を展開しています。


【インプレスグループ】 http://impress.jp/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:関本彰大、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「医療」「山岳・自然」を主要テーマに専門性の高いコンテンツ+サービスを提供するメディア事業を展開しています。


【購入に関するお問い合わせ先】
株式会社インプレスR&D オンライン販売部
〒102-0075 東京都千代田区三番町20番地
TEL:0120-350-995(11時~12時、13時~17時) FAX:03-5213-6297
電子メール: report-sales@impress.co.jp


【内容に関するお問い合わせ先、報道関係者からのお問い合わせ先】
株式会社インプレスR&D インターネットメディア総合研究所 編集担当:錦戸、林
〒102-0075 東京都千代田区三番町20番地
TEL:03-5275-1087 FAX:03-5275-9018
電子メール: im-info@impress.co.jp、URL: http://www.impressRD.jp/


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  • 【図1. 製品別 利用率と認知度】
  • 【図2. SaaSの満足点】
  • 【図3. 次年度の予算増減見込み】

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