横田基地で開催された日米友好祭にあわせて、嘉手納基地配備の米空軍戦闘機F-22ラプターが飛来した。F-22ラプターは航空自衛隊の次期主力戦闘機(F-X)の候補に名前が挙がっていた戦闘機で、愛称の「ラプター」は肉食性の「猛禽類」の意味。超音速巡航能力や強力なステルス性能があり、「模擬空戦でF-15イーグルに100回以上勝利した」、「F-22ラプターが1機にF-15イーグルが4機の模擬空戦で勝利した」など、「落とせない戦闘機」として米空軍は絶対の自信を持っている。空自が導入したい気持ちもわかるけど、オバマ政権がF-22ラプター製造中止の方針を打ち出したため状況は難しい。日本への導入という点でも容易に「落とせない戦闘機」だ。
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GPSロガー持参で最新鋭機を撮る
日米友好祭当日、F-22ラプターを見に横田基地へ行った。目当てのF-22ラプターは横田基地滑走路の奥まった位置に鎮座し、立ち入り禁止のロープが張られ、周囲に人垣が出来ていた。銃を持った警備兵も数人立っており、いかにも軍事機密に包まれた最新鋭機らしい警備だ。F-22ラプターを近くで見ると従来の戦闘機とは違った雰囲気に圧倒される。金色に輝くキャノピー、全体に丸みを帯びた独特の機体形状、ステルス性を優先し兵装を機内に収納しているところなどが、一種独特の生物感や非現実感を見るものに与える。
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今回の撮影GPSロガー(HOLUX m-241)を持参した。GPSロガーとはGPS衛星からの信号を受信し位置情報をログに残す。画像データのExif情報(画像の撮影情報を記録したデータ)にログをジオタグとして書き込むことで位置情報を記録し、Google Earthなどで写真や移動経路を表示できる。
ジオタグを画像データに追加すると大変便利だ。撮影地点のGPS情報を持つことで、撮影地点が不明で困ることを極力減らせる。風景写真や山岳写真、さらに街撮りでも役に立つ。今後、外での撮影の際は、かならずGPSロガーを持参するつもりだ。
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なお、筆者のPC環境ではHOLUX m-241付属ユーティリティでキヤノンEOS 50Dの画像データにジオタグを付加できなかったため、フリーウェア「GMM2」と「NMEA Monitor for windows」を利用した。
今回のF-22ラプターの横田飛来、なんとなく「売る気は無いけど見たいならチョットだけ見せたげる」って感じがするのは私だけか。ツンデレ系の萌えキャラ「ラプ☆たん」なら「み、見せてるだけで、う、売りたいわけじゃないんだから!」と言いつつ最後は売ってくれる展開を期待できるが、どうも今回はそれはなさそう。F-22ラプターは、ツンデレのふりをして期待値を上げるけど結局落とせない魅力的な悪女、峰不二子みたいなものなのか。峰不二子じゃ「落とせない」わけだよなあ。