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ビジネスでも使いたい――速さを証明したWindows 7

2009年05月21日 06時00分更新

文● 吉川大郎/企画報道編集部

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説明会の様子

著名ITジャーナリストをはじめ、IT系のメディア各社が大集合という感になった説明会

 5月20日、マイクロソフトがメディアに向けて、Windows 7の説明会「Windows 7 製品候補版(RC版)機能説明プレスセミナー」を行なった。個別の機能説明や紹介は、海外での発表を含めて数回あったので、目新しいトピックは少なかったものの、製品版直前のRC版を元に体系的にWindows 7を説明するのは初めてとあって、著名なジャーナリストから週刊誌を含めた各一般メディアまでが詰めかける大規模なものとなった。いわば、今後Windows 7リリースに向かっていくIT系メディアのキックオフとも言えるイベントだろう。

 説明会は13時30分から18時過ぎまでと長時間なもので、冒頭の「共通セッション」で、コマーシャルWindows本部 本部長の中川 哲氏らによるWindows 7(RC版)の全体的なコンセプト/機能説明が1時間半ほどあった後、「コンシューマー向けセッション」「企業向けセッション」がそれぞれ1時間行なわれた。

Japan

発表会冒頭では、日本市場に向けた積極姿勢もアピール。画面は、“日本向け”姿勢を分かりやすい形で示した例。日本を題材にしたデスクトップテーマで、タスクバーの説明をしているようす


Windows 7の速さを デモンストレーションでアピール

 共通セッションでの見せ場は、「本邦初公開」(中川氏)となる、Windows XPとWindows 7 RC版の起動速度を比べた動画の上映だ。Netbookにインストールされ、Windows Vistaよりも軽いことでいまだに利用されているWindows XPと、Windows 7を比較。Windows 7が約4秒ほど起動が速い結果となった。OS起動時に立ち上がるサービス数が、Windows XPが40、Windows Vistaが61、Windows 7が49という数になっている点も紹介されている。

 そのほか速度については、Windows 7の画面描画を司る「Direct 2D」の存在にも言及。長い間使われてきたWindowsの描画機能「GDI」との違いを画面上で示した。

 次ページに続く

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