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T教授の「戦略的衝動買い」 第52回

type Pを遠隔操作! 「2台持ち」感涙のUSB切替器

2009年05月21日 16時00分更新

文● T教授

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とにかく設定が簡単なのが秀逸

 CG-UMPC2RULが優れているのは、使うまでの設定が極めて簡単という点だ。2本あるUSBケーブルには、一方に「LOCAL」、もう一方に「REMOTE」と書かれている。筆者は使い慣れたX300からtype Pを遠隔操作したいので、LOCAL側をX300に、REMOTE側をtype Pにつないだ。ハード的なセッティングはこれだけだ。

ケーブル

USB端子にはつなぐパソコンを間違えないように「LOCAL」「REMOTE」と明記されている。これならまず間違わない

これは接続前の写真。セットアップが終わると……

type Pの画面が、X300側にひとつのウィンドウとして表示される

X300からtype Pのエディターを起動して、type P内のSSDにデータを保存しながら文書作成が可能だ

 OSが異なるパソコン間で利用できるのも嬉しいところ。筆者の場合、X300はWindows XP、type PはWindows Vistaだ。別途、インストールCDなどを使わなくても、USBケーブルをつなげば自動的にドライバーを導入してくれる。例えば、Vista側では画面上で指示されるまま、「UMPC2RUL.EXE」をクリックして実行するだけだ。特別なネットワーク設定はまったく必要ない。

 たったこれだけの設定で、type Pの画面がX300の画面内にひとつのウィンドウとして表示されるようになる。すべての操作をあたかもtype Pを使っているかのようにThinkPad上で実行できてしまうのだ。

 さらに本体にはドラッグ&ドロップでファイルを転送する「ファイル交換ユーティリティ」も内蔵している。このソフトをインストールしておけば、メインのX300で作業していたとしても、手軽にデータをtype P側にコピーできるわけだ。

専用のファイル交換ユーティリティーを活用することで、ドラッグ&ドロップで簡単にコピーできる

USBケーブルの中間にあるユニットにはUSB端子を1基用意

バスパワー駆動に対応し、USBメモリーなどをつないで読み書きできる

筆者は「BlackBerry」をディスクイメージで接続して、ファイルをやりとりする用途に使っている

 UMPC2RULは、使い慣れた普通サイズのPCと超ライトウェイトなモバイルPCの2台を使い分けながら、両者のファイルを確実に同期しておきたい人にとって超便利なツールだ。

 このところ筆者は「ThinkPadはお金を稼ぐPC、VAIOはお金を使うPC」というのが口癖だったが、type Pにもうひと働きしてもらうことになりそうだ。


今回の衝動買い

アイテム:コレガ「CG-UMPC2RUL」
価格:6615円(Amazon.co.jpにて購入)


T教授

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

 
■Amazon.co.jpで購入

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