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ワイヤレスやハイエンドモデルも

シンプルな左右対応からワイヤレスまでトラックボール4種

2009年04月23日 06時00分更新

文● 行正和義

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さすがのハイエンドモデル
55mmφの大きなボールで操作性抜群!

 トラックボールは操作にこだわり出すときりがないのだが、ボールの滑りによるポインタの素早い移動と精密なポイントを両立させるならば、やはりボールが大きいに越したことはない。サンワサプライのトラックボール製品の中でハイエンドに位置付けられる「オプトトラックボールPRO MA-TB38S」はそんなニーズに応える1台だ。

オプトトラックボールPro MA-TB38S

横幅10cm強という大型のボディーに55mmの大径ボールを搭載する「オプトトラックボールPro MA-TB38S」。シルバーモデルのほか、黒いボディーに青いボールのブラックモデルも用意される

 直径55mmという大型ボールを持つボディーは、曲面で構成されたエルゴノミクスデザインが主流のなかでは眼を引く、直線を主体としたスクウェアなデザインを採用。ボールを中心に四象限方向にきっちりと分かれたボタンはクリック感のあるもので、ボールの手前に配置されたホイールも操作感はかなり良い。

オプトトラックボールPro MA-TB38S

着脱可能なパームレストは本体から伸びるアームでしっかりと固定される。パームレストを奥まで押し込んで使うほか、半分程度挿し込んで使うことも可能

 大きなボディをさらに大きく見せる要因が手前にあるパームレストだが、トラックボール本体とパームレストはアーム2本で固定されていて分離も可能だ。といっても本体の高さがあるためパームレストなしでは使いにくく、手の大きな人がパームレストと本体とを少し離して使うことで手の平にフィットさせるための機構となる。

オプトトラックボールPro MA-TB38S

ボールの手前にスクロールホイールを備えるため、曲げた親指でホイールを回すことになる。また、USBケーブルは編み上げメッシュとなっていて耐久性も高い

 パームレストの高さは2段階で調整可能で(アームとの固定部で変更)、手の大きな方はパームレストを少し離れた手前に置いて操作できる。また、アーム自体をトラックボール側に収納可能で、アームを省略してパームレスト単体を手前に置いて使うこともできる。ボディーそのものの大きさに加えて大径ボールによる安定した操作感、大きなスイッチなど、使い心地の良さはまさにハイエンド機と呼ぶにふさわしいトラックボールだ。

オプトトラックボールPro MA-TB38S

本体は手前に傾斜し、やや浅い角度のパームレストがあってちょうどよい手の角度になる

オプトトラックボールPro MA-TB38S

大きなボールもあってボールの滑りも細かな操作も非常に心地よいく、手の大きな人でも使いづらく感じることはないだろう


オプトトラックボールPro MA-TB38Sの主なスペック
製品名 オプトトラックボールPro MA-TB38S
分解能 1000/500カウント切り替え式
読み取り方式 光学式
ボタン 4ボタン、ホイール(スクロールボタン)
インターフェース USB(PS/2アダプター付き)
本体サイズ 本体:106(W)×116(D)×54(H)mm
パームレスト:104(W)×80(D)×29(H)mm

 マウスと同じくらい長い歴史のある操作デバイスながら、最近は光学/レーザー式マウスのヒットでマイナーな存在に甘んじているトラックボール(トラックボールも光学式やレーザー式へと進化を遂げているのだが……)。とはいえ、長時間のPC操作でも手首をほとんど動かすことなく利用できるのは快適だ。腱鞘炎が心配な人、手首の疲れを気にする人は、ぜひ一度これらの製品を試してみてほしい。


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