フルブラウザーやワンセグを横画面でタッチ操作
iモードだろうがメールだろうがメニューだろうが、基本的にどの画面でも指で触れて操作できる。タッチ操作と特に相性がいいのはフルブラウザーとワンセグ、クイックアルバムという画像ビューアーの3つだ。
画面上に指を乗せるとNEC端末の証である「ニューロポインター」のカーソルが現れ、PCのマウスカーソルのように好きな方向に動かせる。ブラウザーなどだけでなく、待受画面やメニューなどでも使えるのが便利だ。
そもそもN-01Aの解像度は横854ドットもあるので、PC向けに作られた一般的なウェブサイト(横800ドット)ならたいていおさまる。つまり横にスクロールする必要がないのだ。
残念ながらズームはメニューかキーで行なう必要がある。それでも1キーと3キーがズームのショートカットになっているので、それぞれ縮小、拡大できることを覚えておくだけでも閲覧時の手間は省ける。キーを押したときの反応も速く、快適にズームできる。
ちなみに縦表示のときは2キーでページ全体を俯瞰でき、見たい部分をタップすれば、その部分がダイレクトに表示されるので、これも覚えておくと便利な小技だ。
ワンセグのチャンネル切り替えや音量調整をタッチ操作で行なえるのも手軽でいい。いったん操作パネルを呼び出す必要はあるが、「ch」部分をタップすればダイレクトにチャンネルを選べるようになっているので、見たい番組をスグに見られる。
音量調整は右端のスライダーを上下になぞることで行なえるほか、本体側面のキーでも可能だ。
タッチパネルを活かしたカメラ機能
シェアスタイルはカメラ撮影時にも使いやすい。520万画素だが、顔検出オートフォーカスが従来の3人から5人に強化されたほか、被写体が笑顔になると自動的にシャッターを切れるようにもなった。お目当ての人にしっかり焦点を合わせたければ画面でその人の顔にタッチすればいい。
クイックアルバムで行なう画像閲覧はiPhone 3Gのようで新鮮だ。2本の指で画像を押し広げたり、つまんだりすることでズームできるだけでなく、画面をはじいて前後の画像に切り替えられる。おもしろいのは、画像を切り替える際の視覚効果を4種類の中から選べる点だ。
視覚効果にはiPhone 3Gと同じスライドのほか、多面体が回転するキューブなどがあるが、オススメはフェード。見ているだけで幻想的な気分になれる。視覚効果の切り替えが画像を閲覧しながら変更できるあたりも気が利いている。