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スリムデザインと多機能を両立「Colorio PX-601F」

2009年04月02日 18時00分更新

文● 柴田文彦

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  • 本文印刷

耐久/耐水性を兼ね備えた「つよインク200X」の実力

 本機が採用する顔料インク「つよインク200X」は、一般的な顔料インクと同じく染料インクに比べて正確な輪郭形状を表現できるなど黒文字印刷の品質が高い。しかし、特に写真印刷での再現範囲が狭いため、色の鮮やかさに劣るという欠点もある。

 「つよインク200X」独自の特徴としては、耐光性45年/耐オゾン性30年という高い耐久性が挙げられる。耐水性にも優れており、印刷後水に濡れてもにじみにくいほか、文字の上をマーカーでなぞってもインクが溶けにくい。

 実際にマーカー耐性を試したところ、印刷直後では若干にじんだものの、10分後はまったくと言っていいほどにじまなかった。チラシやマーカーを引く文書などの出力に適しているだろう。

にじまない

上の黄色いラインが印刷直後、下のラインが印刷から10分後にマーカーを引いて試したもの。前者は少々にじみが出ているが、後者はまったくにじんでいないという結果だ

【Conclusion】
○ 全色顔料系インクを採用し、普通紙の文字品質に優れる。複数ページの取り扱いに便利なADFを搭載する、本格的ファクス機能を装備している。
× 染料インクを採用するモデルに比べると写真品質が劣る。普通紙への文書印刷では、「きれい」モードだと「標準」の5倍ほど時間がかかる。


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