――有野課長、再びファンの前に!!
シリーズ累計10万セットを超えたDVD-BOX最新作『ゲームセンターCX DVD-BOX3』(発売:スタイルジャム、販売:ハピネット/8190円)の発売を記念したファン感謝デーが23日、千代田区の日本教育会館(一ツ橋ホール)で行なわれた。
「ゲームセンターCX」はフジテレビ721で放送中のゲーム情報バラエティ番組。お笑いタレント“よゐこ”の有野晋哉さん(有野課長)がファミコンを中心とした名作タイトルに挑戦する姿が描かれる。番組をサポートするADのほうがゲームがうまいケースがほとんどで、有野さんが一般人と同じ目線でプレイしている点も大ウケしている。
第3弾となったDVD-BOXには、「迷宮組曲」や「ファイナルファイト」、「大魔界村」「魂斗羅」などに挑む姿を収録。特典映像として番組未公開の「ツインビー」をプレイするシーンも入っている。
前回は株主総会という形でイベントが進行したが、今回はファン感謝デーと銘打ってあり、会場のキャバシティも一気に800人規模まで拡大。イベントの開始1時間以上前から多くのファンが列を作っていた。事前に楽屋で行なわれた取材の様子は以下の通り。
有野さんが会場の一番後ろから現れ、途中で何十人ものファンにもみくちゃにされながら、ステージまで一気に駆け抜けるというパフォーマンスを見せた |
――今回はどのゲームがキツイですか?
【有野課長】毎回聞かれるけれど、どれもキツイんです。「クイズ殿様の野望」以外はね。「元祖西遊記 スーパーモンキー大冒険」は別の意味でキツイ(笑)。「忍者龍剣伝」はどうやったらクリアするのかわからないくらいむずかしかったです。本来なら1時間で終わるはずだったのに、僕が下手すぎたので、DVD-BOXではディレクターズカットとして長めに収録されたみたいですよ。
――むずかしいゲームに当たった時は収録が延びると思いますが、気持ち的には大丈夫ですか?
【有野課長】やっているほうは気にせずにできるんですよ。でも、「つまずいたな~」とか思いながら続けていると、気づいた時にはスタッフの士気が下がっている。「しまった、熱中しすぎた!」と思ってしゃべり出し、何とか場を盛り返す。スタッフのご機嫌をうかがいながらやっている感じですね(笑)。ヤリ込みすぎてもいけない。しゃべりながらやるのが実は一番むずかしいです。
【有野課長】ステージを最初に戻されるのがイヤ。剣とか槍とかがいっぱい飛んでくるゲームもイヤ。ほとんどイヤですね(笑)。
――今までのADで一番頼りにしているのは?
【有野課長】ゲームのうまさでは浦川ですね。でも、頼りにしていたのは笹野です。笹野のほうが教え方がうまいんですよ。あと、もうちょっと気楽に話してくれたらいいのにと思うのがイノコMAX。ガチガチなんですよ。この辺の気のほぐし方も僕の仕事なんだろうな……課長ですからね。
――ゲームに対する接し方は変わりました?
【有野課長】クリエイターの方たちと話ができたのは大きいと思います。みんな愛情を持って作っていますので、ちゃんとクリアをしようと努めるようになりました。
――今回は会場が広いですが、意気込みはいかがですか?
【有野課長】今日の今日まで黙っていたのですが、自分ら(よゐこ)のライブでもこの規模はやっていません(笑)。会場が埋まるかどうかが不安です。
イベントはスタート時にちょっとした仕掛け。有野さんが会場の一番後ろから現れ、途中で何十人ものファンにもみくちゃにされながら、ステージまで一気に駆け抜けるというパフォーマンスを見せた。すると今度は4代目のADであるイノコMAXが、寝坊して遅刻してきたという設定で壇上。笑いもたっぷりとれて、最初のつかみとしては見事な演出だった。
そして、番組で3日間かけてもエンディングを拝めなかった「マイティボンジャック」に有野さんが挑戦。同じタイトルでは初の4日目突入にして、800人が見守る中での公開収録となった。無事にエンディングを迎えられるのか? 結果は今後の放送で確認しよう。
番組で3日間かけてもエンディングを拝めなかった「マイティボンジャック」に有野さんが挑戦。同じタイトルでは初の4日目突入にして、800人が見守る中での公開収録となった |
■プロフィール
有野晋哉(ありの・しんや)
生年月日:1972年2月25日生まれ
出身地:大阪府出身
血液型:B型
サイズ:T179