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住友電工、ビル向け高速PLCモデムを発売

2006年11月30日 23時52分更新

文● 編集部

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住友電気工業(株)は30日、ビル向けの高速電灯線通信(PLC:Power Line Communication)モデム『PAU2210』『PTE1310』を12月上旬に発売すると発表した。価格はオープン。システムインテグレーター、通信工事会社、電力会社向けに出荷を開始する。

『PAU2210』 『PTE1310』
『PAU2210』『PTE1310』
高速PLCモデム

同製品は、建物の電気配線をネットワークケーブル代わりに利用する通信技術(PLC)に対応しており、ヘッドエンド(親機)『PAU2210』とCPE(子機)『PTE1310』がセットになっている。ヘッドエンドに最大で約1000台のCPEを接続できるのが特徴。CPEには、長距離の通信が行なえる“リピータ(中継器)機能”のほか、音声/映像などを安定して伝送できるQoS(優先制御)機能や、SNMP/TFTP/Telnetによる管理機能を搭載している。主にオフィスビル/ホテル/寮/店舗ビルのネットワーク構築や、ビル/工場/店舗などのセキュリティーカメラの接続などの利用を想定しているという。通信速度は最高で200Mbps。使用周波数帯域は2M~30MHz。変調方式はOFDM。

ヘッドエンドのインターフェースは、Ethernet(100BASE-TX)とPLCが各1ポート(電源線と分離)。消費電力は最大45W。本体サイズは幅285×奥行き80×高さ350mm、重量は6kg。CPEのインターフェースは、Ethernet(100BASE-TX)とPLCが各1ポート(電源線と共通)。消費電力は最大10W。本体サイズは幅40×奥行き132×高さ110mm、重量は250g。

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