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ウワサのiPod対応“BMW”に乗ってみた──iDriveコントローラーの触感に感動!!

2006年11月25日 19時31分更新

文● 編集部 広田稔

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さて、筆者以外にも330iに試乗してもらったので、その感想も紹介しよう。“みんなの意見は案外正しい”ではないが、やはりハンドル部分のボタンやiDriveコントローラーの使い勝手に注目が集まったようだ。

スピーカー
前方のドアにもスピーカーが

操作ボタンがハンドルに付いてるのはいいね。運転中に聴いている曲をスキップしたいって思うことは必ずあるだろうけど、このボタンが付いてなければ無理によそ見して操作してしまうかもしれない。安全性に配慮するという意味でも重要だね。

スピーカーとかの音は普通の車に比べると広がり感、サラウンド感は出ていたけど、やっぱり標準のカーステレオだからちょっと限界も感じた。低域がもう少し出るといいかなと感じた。

(編集部 小林久)





ポプラウッド
Hi-Lineパッケージを選ぶと、ダコタレザー&ポプラウッド仕上げに

何がいいって、運転手でも操作しやすいって所じゃないかな。市販のカーナビとかFMトランスミッターじゃ、ああはいかない。ハンドルのボタンで曲が送れるし、ダイヤルもクリック感があるから、多分画面を見なくても運転手が使って大丈夫だと思う。運転中は使うなって言われるんだろうけどね(笑)

あと遮音性の高さはiPodで聞くときには有利。もちろんオーディオセットによるだろうけど、がんばればクラシックとかジャズなんかも聞けるんじゃないかな。普通車だと全然聞けたもんじゃないと思う。車の質が高いことがiPodで聞くときにも関係してくるんだなぁってしみじみ思った。やっぱマフラー変えた10年落ちの中古車とじゃあ、走行音、タイヤノイズ、その他もろもろの雑音が全然違うからね。

(『MacPeople』編集部 T)




サンルーフ
サンルーフも付いてます

“iPodを取り付けられるBMW”と聞いて、カーステの端子にiPodが付けられるだけじゃないの?なんて思っていたのだが、実際にはそんな生易しいものではなかった。液晶パネルに日本語で曲名が表示される、ステアリングに操作ボタンが付いているといった部分はまぁよくあるけど、運転席と助手席の間、つまりセンターコンソール部に取り付けられた妙なトグルスイッチ。これがキモだった。

このスイッチを操作して曲の選択ができるのだが、それだけではない。電子式スイッチなのにもかかわらず、カチッ、カチッとしたアナログな感触。どちらか一方に回し続けると、1曲1曲選択していけるのだが、曲の選択ごとにカカッとひっかかるではないか。コイツはさすがにDIYでは不可能! 純正オプションならではの機能であり、まさしく“iPod内蔵BMW”と言っても過言ではない。

さて、編集部イチの車バカとしては、もちろん車体のチェックも怠らないでいきたい。330iに搭載される直列6気筒 3000ccエンジンは、フラットトルクで盛り上がりにはやや欠けるものの、静粛性も高く街中ではスムーズに走行できる印象。

広々とした車体や電動パワーシートといったようにラグジュアリー向けの車なので、走行中はエンジン音やタイヤノイズなどの走行音は控えめ。私が今まで乗ってきた車(『RX-7 FD3S』や『70スープラ』)などに比べたら、オプションのアクティブステアリングが入っているためか、低速走行時にパワステが効きすぎる印象はある。

当日は大変お日柄もよく、サンルーフもウィーンと開け、iPodから流れる音楽を聴いて、皇居の周りなんぞを気持ちよく走っていたら、「今日は仕事をやめて、このまま箱根にでも……」なんて考えてしまったのはナイショだ。

(編集部 飯塚岳史)





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