角川ヘラルド映画は22日、秋葉原で行われている“秋葉原エンタまつり”内のAKIBA_SQUAREに設置した特設ステージにて、2007年3月春休みロードショー「超劇場版ケロロ軍曹 2」の製作発表会見を行なった。と言っても、堅苦しい内容ではなく、会場には子供を連れた家族連れも多数訪れるファンイベントのような雰囲気。会見前にもケロロ軍曹の着ぐるみが会場となった“AKIBA_SQUARE”前に現われ、写真撮影を行なう人々に囲まれていた。
ケロロ小隊とキャストがそろっての集合写真。子供だけではなく、妙なお色気があるとして一部の大人の間でも人気の同シリーズ。会場には多くの人が詰めかけた |
今回で第2弾となる新作劇場版のタイトルは「深海のプリンセスであります!」。タイトルからも推理できるように舞台となるのは深海だ。そこにひっそりと住むマロン星人の王子メールが、自らの復権をかけてプリンセスを迎えようとし、ケロロ軍曹の居候先である日向家の長女夏美をさらって行く。ケロロ小隊は夏美を取り返すべく活動を開始する、というのが本作のストーリーだ。前作のキーワードが“友情”だったのに対して、今回でのテーマは“家族愛”。日向家を軸にして、ストーリーは進むそうだ。同時上映タイトルとなるのがケロロ小隊の子供時代を扱う「ちびケロ ケロボールの秘密」だ。今回で、作中では“クルル曹長がなぜ黄色くなってしまったのか?”についても明らかになる。
発表会では、最初にケロロ小隊の着ぐるみが舞台に登場。仕事をサボっているケロロ軍曹が、夏美から逃げているうちに会場にきてしまったという設定だ。周囲の雰囲気が普通の日曜日と違い、ギロロ伍長が「これは、以前出た製作発表会のようだ」というところから映画の発表会が始まった。
続いてケロロ役の渡辺久美子さん、ギロロ役の中田譲治さん、日向冬樹役の川上とも子さん、日向夏美役の斉藤千和さんと4人の声優たちが舞台に登場。自己紹介と併せて、自分が演じるキャラクターへの思いなども語られた。斉藤さんが「一度はさらわれるお姫様役をやってみたかった」というと、中田さんが「今回は白馬の王子様になりたい」と返すなど、アニメ同様会場で笑いがこぼれるトークを連発。「劇場版とTV版の違いは?」という質問に対しても「時間が長い」「画面が大きい」「予算が多い」などといった、明らかにウケねらいの答えも飛び出していが、「アクションやスピード感が劇場の大きな画面でより映える」と締めくくっていた。
なお、エンタ祭期間中である10月29日まで、甘口のカレールーが2袋はいった「ククルカレー」付きの前売り券も販売中。これならお子さんも大喜びのハズ。おひとついかが?
最初はキャラクターたちがステージに登場、裏方で声優によるアフレコが行われていた。会場にいるちびっ子も大喜びだ | ケロロ役の渡辺久美子さん |
ギロロ役の中田譲治さん | 日向冬樹役の川上とも子さん |
日向夏美役の斉藤千和さん | 秋葉原エンタまつり期間中に発売している「ククルカレー付き前売り鑑賞券」。子供向けを意識した甘口だ |