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ソニー、VAIO秋モデル第2弾を発表――地デジ搭載モデルが増加

2006年09月26日 15時03分更新

文● 編集部 橋本優

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ソニー(株)は26日、“VAIO”秋モデルの追加機種として、ノートパソコン“type A”と“type F TV”を発表した。また、ウルトラモバイルパソコン“type U”のVAIO・OWNER・MADEモデルでは、メインメモリーに1GB、フラッシュメモリーに32GBの容量をそれぞれ選択できるようになった。一部を除いて10月7日発売で、価格はすべてオープンプライス。

今回、地上デジタルチューナー搭載モデルが増えているが、地デジ録画・視聴ソフトの『StationTV Digital for VAIO』もバージョンが『5.0』にアップしている。従来は全画面表示しかできなかったが、今回のバージョンからはウィンドウを縮小し、小さい画面で視聴できるようになった。これにより、ほかのソフトで作業しながらデジタル放送を見るという“ながら見”ができるようになった。さらにAAC光デジタル出力も可能となり、AAC対応のデジタルアンプなどに直接音声ストリームを流すことが可能となっている。

店頭モデルにも地デジチューナー内蔵の“type A”

17インチワイドのディスプレーを搭載するtype Aは、従来VAIO・OWNER・MADEモデルのみ地上デジタルチューナーの搭載を選択できたが、今回発表された店頭モデル2機種は両方とも地上デジタルチューナーを搭載する。ラインナップは、17インチWUXGA(1920×1200ドット)液晶パネルを採用しブルーレイドライブ(BD-R/BD-REメディアへの書き込みに対応)を搭載する『VGN-AR71DB』と、17インチWXGA+(1440×900ドット)液晶パネルを採用する『VGN-AR51DB』となり、どちらもCPUにはCore 2 Duoを搭載する。また、VAIO・OWNER・MADEモデルでは『VGN-AR91PS・91S』においてHDDに400GBを選択することが可能となった。

VGN-AR71DB
CPU:Core 2 Duo T7200-2GHz、メモリー:DDR2 533 SDRAM 1GB(最大2GB)、HDD:200GB(RAID 0対応)、ディスプレー:17インチ[クリアブラック液晶(ピュアカラー)](WUXGA)、ビデオ:NVIDIA GeForce Go 7600 GT(256MB)、無線LAN:IEEE 802.11a/b/g、ブルーレイディスクドライブ、Bluetooth内蔵、地上デジタルチューナー搭載、HDMI出力端子搭載
本体サイズ:幅416×奥行き299.5×高さ41.5(最薄部33.5)mm、重量:3.8kg
10月7日発売、実売想定価格 40万円前後


VGN-AR51DB
CPU:Core 2 Duo T5500-1.66GHz、メモリー:DDR2 533 SDRAM 1GB(最大2GB)、HDD:160GB、ディスプレー:17インチ[クリアブラック液晶(ピュアカラー)](WXGA+)、ビデオ:NVIDIA GeForce Go 7600(128MB)、無線LAN:IEEE 802.11a/b/g、2層記録対応DVDスーパーマルチドライブ、Bluetooth内蔵、地上デジタルチューナー搭載、HDMI出力端子搭載
本体サイズ:幅416×奥行き299.5×高さ41.5(最薄部33.5)mm、重量:3.8kg
10月7日発売、実売想定価格 28万円前後


最上位機種は地デジ対応となった“type F TV”

15.4インチWXGA(1280×800ドット)ディスプレーを搭載するテレビチューナー内蔵ノートパソコン“type F TV”。店頭モデルは3ラインナップとなるが、最上位機種『VGN-FT52DB』は新たに地上デジタルチューナーを搭載する。これに伴い、VGN-FT52DBはPCカードスロットとビデオ入力、Sビデオ入力がなくなり、電源オフの状態からリモコンや本体のボタンを押すことでテレビ視聴やDVD再生などがすぐに行なえる“インスタントモード”には非対応となる。ただし、ほかの2機種『VGN-FT52B』『VGN-FT32B』については従来どおりこれらの装備・機能を実装する。そのほか、VGN-FT52DBとVGN-FT52BはCPUにCore 2 Duo T5500-1.66GHzを採用する。

VAIO・OWNER・MADEモデルに関しても、新たに地上デジタルチューナーの選択が可能となり、さらにCPUはCore 2 Duoの選択が、HDDは最大200GBまでの選択が可能となった。

VGN-FT52DB
CPU:Core 2 Duo T5500-1.66GHz、メモリー:DDR2 533 SDRAM 1GB(最大2GB)、HDD:160GB、ディスプレー:15.4インチ[クリアブラック液晶(ピュアカラー)](WXGA)、ビデオ:インテル グラフィックス・メディア・アクセラレーター950、無線LAN:IEEE 802.11a/b/g、2層記録対応DVDスーパーマルチドライブ、Bluetooth内蔵、地上デジタルチューナー搭載
本体サイズ:幅368×奥行き272.8×高さ37.5(最薄部30)mm、重量:2.9kg
10月7日発売、実売想定価格 25万円前後


VGN-FT52B
CPU:Core 2 Duo T5500-1.66GHz、メモリー:DDR2 533 SDRAM 1GB(最大2GB)、HDD:160GB、ディスプレー:15.4インチ[クリアブラック液晶(ピュアカラー)](WXGA)、ビデオ:インテル グラフィックス・メディア・アクセラレーター950、無線LAN:IEEE 802.11a/b/g、2層記録対応DVDスーパーマルチドライブ、Bluetooth内蔵、地上アナログチューナー搭載
本体サイズ:幅368×奥行き272.8×高さ37.5(最薄部30)mm、重量:2.9kg
10月7日発売、実売想定価格 23万円前後


VGN-FT32B
CPU:Celeron M430-1.73GHz、メモリー:DDR2 533 SDRAM 512MB(最大2GB)、HDD:100GB、ディスプレー:15.4インチ[クリアブラック液晶(ピュアカラー)](WXGA)、ビデオ:インテル グラフィックス・メディア・アクセラレーター950、無線LAN:IEEE 802.11b/g、2層記録対応DVDスーパーマルチドライブ、Bluetooth内蔵、地上アナログチューナー搭載
本体サイズ:幅368×奥行き272.8×高さ37.5(最薄部30)mm、重量:2.9kg
10月7日発売、実売想定価格 19万円前後


メモリー倍増でOffceの選択もできる“type U”

4.5インチWSVGA(1024×600ドット)ディスプレーを採用するウルトラモバイルパソコン“type U”。VAIO・OWNER・MADEモデル『VGN-UX90PS・UX90』は、従来メインメモリーは512MB固定だったが、今回から新たに1GBも選択できるようになった。さらに<セロスピンドル>モデルについては、メインストレージとなるフラッシュメモリーが従来の16GBのほかに32GBも選択可能となった。これにより、従来は容量の関係で選択できなかった『Microsoft Office 2003』についても、32GBを選んだ場合は選択できるようになった。

type U<ゼロスピンドル>(フル仕様構成時)
CPU:Core Solo U1400-1.20GHz、メモリー:DDR2 533 SDRAM 1GB(最大1GB)、フラッシュメモリー:32GB、ディスプレー:4.5インチ[クリアブラックLE液晶](WSVGA)、ビデオ:インテル グラフィックス・メディア・アクセラレーター950、無線LAN:IEEE 802.11a/b/g、Bluetooth内蔵、ワンセグチューナー搭載
本体サイズ:幅150.2×奥行き95×高さ38.2(最薄部32.2)mm、重量:492g
10月上旬発売、実売想定価格 20万円前後(ベーススペック選択時)


お詫びと訂正:本稿掲載当初、「本体サイズ:幅368×奥行き272.8×高さ37.5(最薄部30)mm、重量:2.9kg」との記述がありましたが、正しくは「幅150.2×奥行き95×高さ38.2(最薄部32.2)mm、重量:492g」です。また、価格がフル仕様選択時となっていましたが、正しくはベーススペック選択時です。ここにお詫びし、訂正いたします。(2006年9月26日)

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