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キヤノン、毎分21枚出力の高速A4カラーレーザープリンター2機種を発売

2006年10月11日 00時00分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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“Satera”『LBP5400』
“Satera”『LBP5400』。外観は『LBP5300』も同一

キヤノン(株)とキヤノンマーケティングジャパン(株)は11日、CMYK各色の印刷ドラムを持つ4D(タンデム)方式の高速A4カラーレーザープリンター“Satera”(サテラ)『LBP5300』『LBP5400』を17日(LBP5400は11月下旬)に発売すると発表した。カラー/モノクロともに毎分21枚の高速印刷を実現し、自動両面印刷やネットワークインターフェースを標準装備、オンデマンドプリンティングによる0秒ウォームアップなど、使い勝手を向上したのが特徴。

価格は、パソコン側でページ出力などの印刷前処理を実行する“Color CAPT(Canon Advanced Printing Technology)”採用モデルのLBP5300が12万8000円(税別)、同社独自のページ記述言語“LIPS V”を搭載し、印刷前処理をプリンターとパソコンでバランスを取りながら実行するLBP5400は15万8000円(税別)。

LBP5300/5400は、実売10万円前後の低価格A3カラーレーザープリンター市場に対して、より印刷機会が多いA4印刷を高速実行することで製品力を訴求するという高速A4カラーレーザープリンター。印刷解像度は9600×600dpi。メモリーはLBP5400が標準128MB(最大384MB)、LBP5300はなし。

定着機構を必要な部分のみ短時間で加熱するカラーオンデマンド定着方式を採用し、0秒ウォームアップ(電源投入直後は45秒以下)や10.1秒のファーストプリントを実現する。また、トナー交換などのメンテナンス作業を前面から行なえる“フルフロントオペレーション”機構を採用し、背面や側面を壁に付けた状態でも設置・運用できるなど、実用性を高めたのが特徴。

インターフェースはUSB 2.0(Hi-Speed)と10/100BASE-TX対応Ethernetを搭載(LBP5400はパラレルポートも持つ)。自動両面ユニットを標準装備し、用紙の節約が見込めるという。給紙枚数は標準で250枚(カセット)+100枚(手差し)、オプションで500枚のペーパーフィーダーを持ち、最大850枚の連続給紙が可能。

このほか、上位機種のLBP5400ではオプションのインテリジェントコントローラー『NB-J1』(7万円(税別))を装着可能で、出力時のユーザー認証印刷機構などのアプリケーションなどを追加できる“MEAP-Lite(ミープ・ライト)”にも対応する。

本体サイズと重量は、幅412×奥行き453×高さ437.7mm/約22kg。消費電力は最大920W/動作時平均約430W(LBP5400は437W)/待機時約45W(約49W)/スリープ時約12W(約13W)。



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