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トランスコスモス、ヤッパと業務提携――3Dで見やすい通販サイトを安価で

2006年09月04日 17時36分更新

文● 編集部 飯塚岳史

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トランスコスモス(株)とヤッパ(株)は4日、ウェブの3D技術(Web3D)において、ヤッパが高速・軽量に独自開発したものを、eコマースサイトなどでの制作、販売で利用する権利に関して業務提携を行なった。

ヤッパが開発した独自の3D技術は、3Dモデルの描画時に、立体を構成する頂点と頂点の移動の計算、立体形状物の処理と描画に特化した数式を採用しているのが特徴。この数式により、3Dデータが100~300KBで軽量で、毎秒30~50フレームという高速な処理を実現しているという。また、モデリングデータの表示にJavaアプレットを利用しているため、プラグインを導入する必要がない。

バッグ バッグ上から
同社の3Dモデリングツール上で生成したバッグの3Dモデル。皮の質感を十分に表現している

同社では、以前よりeコマース向けのウェブサイト構築、運用、問い合わせまでを一括して受け持つフルアウトソーシング事業を提供しているが、今回のヤッパとの業務提携により、世界でも類を見ない大量の3Dコンテンツを含むウェブサイトを構築できることでプラスアルファの差別化ができ、今後さらに拡大すると見られるeコマース市場において、競争面で優位に立てるとしている。

発表会には、トランスコスモス(株) 常務執行役員の早見泰弘氏、(株)ヤッパ 代表取締役社長の伊藤正裕氏が出席し、Web3Dに関する説明、業務提携についての説明を行なった。

早見氏
トランスコスモス(株) 常務執行役員の早見泰弘氏

早見氏は、ヤッパの独自技術について「以前から注目していた」とコメントし、特に選んだポイントについて「サイトで使用されるデータベースと連携して価格などの情報を一緒に表示できる、3Dモデルのクオリティーが高く、皮の質感などが出せる、ツールが体系化されており、マニュアル類もしっかりとあって、モデルを作るほうとしては標準化されている」という3点を挙げた。また、従来では質感を出すのが難しかったアパレル業界や、情報家電業界、家具・インテリア業界をターゲットにし、競争力を高めてゆくという。

伊藤氏
(株)ヤッパ 代表取締役社長の伊藤正裕氏

伊藤氏は、「今回の提携によって、Web3Dのインフラの構築ができるとともに、モデリング制作をトランスコスモス社にまかせて、自社では技術開発・強化に更に集中していきたい」とコメントした。3Dモデル制作、販売の価格・納期に関しては「実質的にはまだテスト段階であり、これから決めていく」とコメントした。

フェアレディZ
デモンストレーションとして、日産自動車(株)の車種ラインアップサイトを表示。3Dモデルを360度から確認できるのと、オプションによる外観の変化も見られる

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