このページの本文へ

日本IBM、RDBとXMLにネイティブで対応する第3世代データベース管理ソフトを発表

2006年07月07日 18時34分更新

文● 編集部 飯塚岳史

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本アイ・ビー・エム(株)は7日、XMLデータベース(XML DB)とリレーショナル・データベース(RDB)の両方にネイティブで対応するデータベース管理ソフト『DB2 9』を発表した。ダウンロード版とパッケージ版の2種類があり、ダウンロード版の提供開始日は28日、パッケージ版は9月22日から。

『DB2 9』の価格は次のとおり。

個人ユーザー向けのDB2 Personal
5万2600円
小規模企業向けのDB2 Express
Authorized User:1万8900円
Processor:55万5700円
中堅企業向けのDB2 WSE(Workgroup Server Edition)
Authorized User:3万9900円
Processor:114万円
大企業向けのDB2 ESE(Enterprise Server Edition)
Authorized User:10万7000円
Processor:415万円

対応OSは、AIX Version5.2.0/5.3.0、HP-UX 11iv2、Linux、Solaris9/10、Windows XP(32bit/64bit)、Windows Server 2003(32bit/64bit)。



RDBとXMLネイティブに両対応する初のデータベース管理ソフト

『DB2 9』は“DB2 Viper”の開発ネームで呼ばれていた、同社のRDB管理ソフト“DB2”シリーズの最新モデル。従来モデルでもXML DBの格納に対応していたが、データの変換を行ない格納していた。このため、データの格納に時間がかかるほか、柔軟性、検索性などが制限されていたが、最新モデルでは、XMLデータをそのままツリー構造で読み込めるようになった。これによりデータ格納にかかる時間を削減できるうえ、RDBとXML DBを別々に持つ必要がなくなるため、時間とコストの両面を大幅に削減できるのが特徴だ。同社によると運用・管理コストの最大約50%削減、設計/開発生産性の最大約30%向上が見込め、検索速度といったパフォーマンス面でも最大約50%向上するという。

また、データ圧縮機能を搭載し、従来に比べて50%から60%のデータ容量を削減できるほか、行単位でのセキュリティー管理機能を追加。必要なユーザーに必要な行データだけをアクセスできるようにしている。

DB2 9
従来のRDBに加え、XML DBにもネイティブで対応する『DB2 9』

発表会には、同社のソフトウェア事業インフォメーション・マネジメント事業部 事業部長の渡邉宗行(わたなべむねゆき)氏が出席し、製品の概要、販売戦略などを説明した。

渡邉氏
ソフトウェア事業インフォメーション・マネジメント事業部 事業部長の渡邉宗行氏

XMLデータベース市場はさらに拡大する

渡邉氏は、XMLデータベース市場は2005年度実績で9億6000円程度の規模であるとしながら、「RDBも使える『DB2 9』が入ることでさらに市場が広がる可能性がある」と説明。また、ノルウェーの総合金融会社にて、『DB2 9』プロトタイプでのテスト結果を公表し、「検索および取り込みプロセスの開発時間が最大8時間程度かかっていたのに対して、『DB2 9』ならXMLデータをそのまま格納するだけなので30分で終了する」など、大幅な時間短縮について説明した。

市場
2005年度のXML DB市場は9億6000万円程度だが、『DB2 9』によりさらに拡大する可能性も

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン