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ビル・ゲイツ氏、2008年7月に現役を引退!――会長職には止まる

2006年06月16日 15時23分更新

文● 編集部 小西利明

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2008年7月に第一線からの引退を表明した米マイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏。写真は4月に来日時に講演を行なうゲイツ氏2008年7月に第一線からの引退を表明した米マイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏。写真は4月に来日時に講演を行なうゲイツ氏

米マイクロソフト社は15日(現地時間)、同社の創業者であり会長兼CSA(Chief Software Architect)のビル・ゲイツ(Bill Gates)氏が、2008年7月に同社の経営から事実上退き、ゲイツ氏と夫人のメリンダ・ゲイツ(Melinda Gates)氏が運営する慈善団体“Bill & Melinda Gates Foundation”の活動に専念すると発表した。会長職には止まる。CSA職には、同社CTOのレイ・オジー(Ray Ozzie)氏が就任した。

CSA職を引き付いたレイ・オジー氏。Lotus Notesの開発で知られ、P2P型コラボレーションソフト“Groove”の開発会社である米Groove Networks社を創業。同社の買収とともに、2005年にマイクロソフトに加わったCSA職を引き付いたレイ・オジー氏。Lotus Notesの開発で知られ、P2P型コラボレーションソフト“Groove”の開発会社である米Groove Networks社を創業。同社の買収とともに、2005年にマイクロソフトに加わった

また同じくCTO職にあるクレイグ・マンディ(Craig Mundie)氏が新設の“Chief Research and Strategy Officer”(最高研究・戦略責任者)に就任。ゲイツ氏はオジー氏、マンディ氏と共に職務を務める。2008年7月までの2年間を、同社は移行プロセスに位置づけており、ゲイツ氏の職務の引き継ぎ等を行なう。

ゲイツ氏は1975年にポール・アレン(Paul Allen)氏と共に同社を設立。長らくCEOの座にあったが、2000年1月に会長職のままCEOを退任し、以後CEOはスティーブ・バルマー(Steve Ballmer)氏が務めている。また同年には夫人と連名の慈善団体を設立し、教育や医療の分野に多額の寄付を行なっていた。

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