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PFU、電子文書をバインダー化できる企業向け文書管理ソフトを発売

2006年06月14日 11時00分更新

文● 編集部 飯塚岳史

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(株)PFUは14日、紙文書を電子データとして、ファイルサーバーに保存でき、各クライアントから簡単に閲覧できる、企業向けの文書管理ソフト『楽2 Document Manager(らくらくドキュメントマネージャー) V1.0』を発表した。登録した電子文書をバインダー化して紙資料と同じように閲覧したり、同社のスキャナー“fiシリーズ”と連携させることで、複数の形式の文書を一度に登録したりできる。出荷開始は8月初旬で、ソフト単体での販売はなく、サーバーライセンスとクライアントライセンスのセット販売となる。基本パッケージが120万円から。

面倒な文書管理と登録の作業を軽減

従来の文書管理ソフトの問題としてあった“文書設計の管理が難しい”という部分に対して“製造部門”や“生産計画”といった7種類の業務に合わせた多数の文書管理用テンプレートを用意。このテンプレートに沿って必要な情報を入力していけば、体系の整った見やすい文書を簡単に作成できる。

また、同社のスキャナー“fiシリーズ”との連携機能を搭載。登録先を書き込んだ“登録票”と呼ばれる用紙を文書ごとに差し込むことで、サイズや枚数が異なる複数の文書をそれぞれに分けることなく効率的に電子化できる。

スキャナー
主な対応スキャナーの『fi-5120C』(左)と『fi-5220C』(右)。効率よくスキャンするには両面スキャンに対応した製品が最適

紙に慣れている人もパソコン上の閲覧に慣れている人にも

さらに文書の閲覧方式としても、実際のバインダーで文書を読むような“バインダ方式”と従来のWindows画面のようにファイル名を指定して文書を読む“Windows方式”の2つの表示方式を持ち、利用者のスキルや好みに合わせた分かりやすい表示方式が選べる。

書架 バインダー
バインダ方式では、登録された文書ごとに書架に入っているイメージで表示される書架からバインダーを1つ取り出し、文書を読むといった従来の紙文書のように表示できるパソコンでの作業に慣れている人は、業務ごとに文書をリスト化した表示での閲覧もできる

『楽2 Document Manager V1.0』は、サーバーライセンスと50ライセンスがセットになった基本パッケージと、部門の規模に合わせた追加ライセンスが2種類用意される。また、それぞれサポートサービスの導入が必須となる。パッケージとサポートの価格は次のとおり。

パッケージ商品の価格

2 Document Manager V1.0 基本パッケージ
サーバーライセンスと50クライアントライセンスのセット
価格:120万円
2 Document Manager V1.0 50追加ライセンス
50クライアントのライセンス追加パッケージ
価格:50万円
2 Document Manager V1.0 100追加ライセンス
100クライアントのライセンス追加パッケージ
価格:80万円

サポート商品の価格

2 Document Manager 基本サポートパッケージ
価格:年18万円
2 Document Manager クライアントサポートパッケージ50
価格:基本サポート+年7万5000円
2 Document Manager クライアントサポートパッケージ100
価格:基本サポート+年12万円

対応するサーバーOSはWindows Server 2003 R2/SP1、Windows 2000 Server/Advanced Server。クライアントの対応するOSはWindows XP SP2/2000 Professional(SP1)。



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