インテル(株)は23日、次世代のデュアルコアプロセッサーを搭載したサーバー/ワークステーション・プラットフォーム(開発コード名:Bensley/Glidewell)を採用したシステムが、同日よりシステムメーカーやチャネル企業から順次発売されると発表した。同プラットフォームには、デュアルコア インテル Xeonプロセッサー 5000番台(開発コード:Dempsey)とインテル 5000X/5000P/5000Vチップセットが搭載される。
同社が提供を開始したデュアルコア インテル Xeonプロセッサー 5000番台は、『デュアルコア インテル Xeon プロセッサー 5080/5063/5060/5050』の4製品。
『デュアルコア インテル Xeon プロセッサー 5080』は、動作周波数が3.73GHzで、システムバスは1066MHz、TDP(熱設計電力)は130W、キャッシュメモリー(L2)は2MB×2を搭載する。1000個受注時の単価は9万7000円。『デュアルコア インテル Xeon プロセッサー 5063』は、動作周波数が3.20GHzで、システムバスは1066MHz、TDPは95W、キャッシュメモリー(L2)は2MB×2を搭載する。1000個受注時の単価は4万2000円。『デュアルコア インテル Xeon プロセッサー 5060』は、動作周波数が3.20GHzで、システムバスは1066MHz、TDPは130W、キャッシュメモリー(L2)は2MB×2を搭載する。1000個受注時の単価は3万6000円。『デュアルコア インテル Xeon プロセッサー 5050』は、動作周波数が3GHzで、システムバスは667MHz、TDPは95W、キャッシュメモリー(L2)は2MB×2を搭載する。1000個受注時の単価は2万4000円。
チップセットは、ワークステーション向けが『インテル 5000X チップセット』で、1000個受注時の単価は1万2200円。サーバー向けが『インテル 5000P チップセット』で、1000個受注時の単価は1万1800円。バリューセグメント向けが『インテル 5000V チップセット』で、価格は1000個受注時の単価は8800円。
製品化を計画しているシステムメーカーは、デル(株)、(株)東芝、日本アイ・ビー・エム(株)、日本電気(株)、日本ヒューレット・パッカード(株)、(株)日立製作所、富士通(株)。チャネル企業は、アプライド(株)、アロシステム(株)、(株)エッチ・アイ・ティー、(株)MCJ、(株)コンカレントシステムズ、(株)サードウェーブ、(株)日本コンピューティングシステム、ビジュアルテクノロジー(株)、(株)ファナティック、ぷらっとホーム(株)、プロサイド(株)。
デュアルコアXeon 5050-3.0GHzと5000Xチップセットを搭載したデルのワークステーション『Dell Precision 490』(22万8375円から) | デュアルコアXeon 5050-3.0GHzと5000Xチップセットを搭載したサードウェーブの“ExPrime WorkStation”『T-80-7045A8』(36万9600円) | |
同日付けで発売された搭載システムの一部 |
インテルでは、6月に、Bensley/Glidewellプラットフォーム向けの後継プロセッサーとして、インテル Core マイクロアーキテクチャーを基にしたデュアルコア インテル Xeonプロセッサーの新製品“Woodcrest(開発コード名)”を提供する予定という。