このページの本文へ

Microsoft Wireless Notebook Optical Mouse 3000/V400 Laser Cordless Mouse for Notebooks

Microsoft Wireless Notebook Optical Mouse 3000/V400 Laser Cordless Mouse for Notebooks

2006年04月17日 14時00分更新

文● 宇野 貴教

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Microsoft Wireless Notebook Optical Mouse 3000/V400 Laser Cordless Mouse for Notebooks

マイクロソフト/ロジクール

3400円(税別)
5980円(ロジクールオンラインストア価格)

小さいから使いにくいとは言わせない!

ポインティングデバイスはパソコンの快適な操作に欠かせないもの。中でも最もポピュラーなのはマウスである。Windows全盛になってからのマウスの歴史を振り返ってみるとスクロール・ホイールの搭載、ボールレス(光学式/レーザー)、ワイヤレス(赤外線/Bluetooth/独自電波など)と、確実に操作性が向上し続けているのが分かる。最近では、主にFPS(ファーストパーソンビュー・シューティング/一人称視点射撃)ゲームプレイヤーをターゲットとした多ボタンおよび高精細レーザー(細かい動きを精確に読み取る機能)の搭載、ならびにノートパソコンの普及に伴う小型マウスの高機能化などが流行だ。今回紹介する2機種はいずれも後者にあたる製品。ワイヤレスタイプで持ち運びも便利になっているのが特徴である。

伝統のエルゴノミクスデザインここにあり!
Microsoft Wireless Notebook Optical Mouse 3000

Microsoft Wireless Notebook Optical Mouse 3000写真1 ブリスターパッケージを採用。カラーリングはマイカブラックとマイカブルーでともに落ち着いた雰囲気だ。

 マイクロソフトのノート向け小型LED光学式ワイヤレスマウス「Microsoft Wireless Notebook Optical Mouse 3000」。電波受信範囲はレシーバから約1m以内とやや狭めなので、ノートパソコンまたはデスク上のパソコンでの利用がメインとなるだろう(離れた場所に置いた大画面パソコンを操作するには向かない)。

ボディー 底面
写真2、3 これまでのマイクロソフトマウスを縮小化したかのようなボディー。レシーバは底面に固定できるようになっており、固定時は電源が完全にオフ状態になる。
付属品
写真4 ロジクールが浅く握るタイプなのに対し、こちらはボールを握る感じで深めに持つと手にフィットする。

 オペレーションボタンは左右クリックとホイールという3ボタンのスタンダードな構成で奇抜な要素はなく、操作性はごく一般的なマウスと同様だ。本機の特徴はエルゴノミクスデザインによる手にフィットするボディーデザインと、約6ヵ月交換不要という電池寿命だ。本体をよく見ると、左右クリックボタンの指を載せる部分と両側面の親指と薬指を添える部分が、微妙な曲線を描いている(窪みがついている)のがわかる。実際に使ってみると、この曲線が指にフィット感を与えてくれるため「指の載せ心地がイイ」と感じ、快適に操作が行なえる仕組みだ。



ユーティリティーソフト「IntelliPoint」 ボタン機能の割り当て変更
画面1 本体にはドライバやユーティリティーは付属しないが、マイクロソフトのウェブサイトにユーティリティーソフト「IntelliPoint」が用意されている。画面2 ボタンの数は少ないものの、IntelliPointを使えばアプリケーションごとにボタンの機能を割り当てることも可能だ。
マウスのプロパティー
画面3 電池の残量や電波の受信状況などは、マウスのプロパティーから確認できる。

 マウス本体の駆動は単3電池1本で、カタログでの電池寿命は約6ヵ月(アルカリ乾電池使用時)とかなりの長期駆動が可能となっている。デスクトップ向けのワイヤレスマウスでは充電池を使用して、本体ホルダーがレシーバーや充電器を兼ねているものもある。それに比べると電池交換の手間があるのは事実だが、6ヵ月も持ってくれれば頻繁に電池が必要、といった面倒はないし、電池自体も入手しやすいのでいざという場面でも安心だ。使わない時にはレシーバー(USB接続)を本体下部に装着できるので、ノートパソコンとセットで持ち運びぶのも苦にならない。本体カラーは写真の“マイカブルー”のほか、“マイカブラック”の2色から選べる。価格は3400円(税別)と手頃で、機能よりも手になじむことを重視したい人向けの製品と言えるだろう。


Microsoft Wireless Notebook Optical Mouse 3000の主なスペック
製品名 Microsoft Wireless Notebook Optical Mouse 3000
方式 光学式(毎秒約6000回スキャン)
分解能 1000dpi
インターフェース 無線接続(電波式、USB接続アダプター付属)
電波到達距離 約1m
対応OS Windows 98/Me/2000/XP、Mac OS 10.2~10.4


小さくてもこんなにボタンがあるんです!
V400 Laser Cordless Mouse for Notebooks

V400 Laser Cordless Mouse for Notebooks
写真5 2種類のカラーリングが用意される。ブリスターパッケージなのでマウスのサイズも一目瞭然。

 ロジクールの「V400 Laser Cordless Mouse for Notebooks」は、その名のとおりノートパソコン向けの小型ワイヤレスレーザーマウスだ。レシーバーとの通信には2.4GHz帯のデジタル無線を使用しているため有効範囲は半径10mと広く、“リビングPC”のようにパソコン本体とマウスを使う場所が離れていてもまったく問題なく使える。マウス本体の電源は単3電池1本で、電池寿命は約2.5ヵ月となっている。

ボディー 底面
写真6、7 “シルバー&オレンジ”。オレンジのラインが特徴的だが、このラインは強化フレームの役割を果たしており耐衝撃性を高めている。
ボディー 底面
写真8、9 こちらはブラックモデル。シルバーモデルのオレンジ部分もブラックになり、オフィスにもマッチする。

 このマウスのメリットは、デスクトップパソコン向けのスタンダードマウスに匹敵するマルチボタン仕様となっていることだ。まず目につくのが、左クリックのすぐ隣にある2つのボタンで、デフォルトではこれらはウェブブラウザーの“進む”“戻る”機能が割り当てられている。“戻る”ボタンは人差し指を少し曲げる必要があるものの、“進む”ボタンは左クリック部分(ボディーと一体化している)に添えた指をスライドするだけで楽に操作でき、使い勝手がかなりいい。もうひとつ注目したいのは、中央のホイールボタンが上下のホイールだけでなく左右のスライドスイッチにもなっていることだ。もちろんホイール自体がボタンにもなるので、ホイール部分だけで合計5つのオペレーションが可能。

握りやすいように親指部分が窪んでいる
写真10 握りやすいように親指部分が窪んでいるがかなり手前に位置するので、指の先で軽くつまむように握るスタイルを想定した設計のようだ。

 これらのボタンは付属ユーティリティーソフト「SetPoint」で機能を自由に変更できる。サイドボタンの2つをコピーとペーストに割り当てて文書編集作業の能率アップを図ったり、ブラウザーの“進む”と“戻る”をホイールのスライドスイッチに割り当てるなど、ユーザーの好みに合わせて設定すれば、使い勝手がさらにアップすること間違いない。また“ゲームモード”を装備しており、ゲーム中にポインターの移動速度やカスタマイズしたボタンの機能を維持するかどうかを指定できる。このあたりの配慮はゲーム向けのマウスを多数リリースしている“ロジクールならでは”と言える。



ユーティリティーソフト「SetPoint」 ボタン機能の割り当て変更
画面4 専用ユーティリティーソフト「SetPoint」が付属。多数のボタンを自由に機能割り当てできる便利なソフトウェアだ。画面5 ボタンの割り当てに“その他”を選ぶと、これらの中から機能を割り振ることができる。

 こちらもレシーバーをマウス本体に収納できるため、持ち運びに便利という点も見逃せない。本体カラーは写真のように“シルバー&オレンジ”“ダークシルバー&ブラック”の2種類で、どちらも2トーンカラーとなっている。ノート向けの小型マウスでも、多機能でボタン満載のものが使いたい人にオススメである。

ゲームの自動検出
画面6 ゲームを自動検出し、ゲーム中にポインタの速度やボタン割り当て機能を維持するかどうかを指定できる。

 今回紹介した2製品は、どちらもノートパソコン向けの小型マウスだが、女性など手の小さい人ならデスクトップパソコンに接続してメインマウスに利用してももちろん問題ない。フィット感が気持ちのいいマイクロソフトか、多機能で便利なロジクールか、どちらもマウスとしてはなかなか高品質なだけに悩ましい選択だ。

V400 Laser Cordless Mouse for Notebooksの主なスペック
製品名 V400 Laser Cordless Mouse for Notebooks
方式 デュアルレーザー式
分解能 800dpi
インターフェース 無線接続(2.4GHz帯電波式、USB接続アダプター付属)
電波到達距離 約10m(半径)
本体サイズ 幅57.8×奥行き96.6×高さ34.0mm
対応OS Windows 98/Me/2000/XP、Mac OS 10.1.2以降

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン