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エプソン、レンズ交換式レンジファインダーカメラ『R-D1s』を発表

2006年03月15日 14時42分更新

文● 編集部 小林久

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セイコーエプソン(株)は15日、ライカマウントの交換レンズに対応したデジタルカメラ『R-D1s』を発表した。価格はオープンプライスで、予想実売価格は25万円前後。24日に発売する。

R-D1s
『R-D1s』
上面 背面
上面から背面から

R-1Dsは、エプソンがカメラメーカーの(株)コシナと協業し、2004年3月に発表した『R-1D』の後継機種で、デジタルカメラとしては珍しいレンズ交換式/レンジファインダータイプのボディーを採用している。外観に関しては従来機種と共通で、撮像素子も有効610万画素APS-Cサイズ(2インチ)のCCDのままだが、デジタル処理の改善や画素補間機能の搭載、撮影機能の改良など、操作性と画質面の向上を図った。

本体機能としては、従来機種のユーザーからの要望を中心に下記の新機能が追加された。

  • Quick View(撮影後のプレビュー機能)
  • RAW撮影時の連写枚数を毎秒2コマから3コマへ向上
  • Adobe RGBへの対応
  • 最大16倍の拡大表示機能(従来はJPEGが約10倍、RAWが約2倍)
  • 再生モードから半押しせずにシャッターが切れる“フルレリーズ”シャッター機能
  • 長時間露光時の暗電流やCCD画素そのものの損傷によって生じる輝点ノイズ(スターノイズ)の低減機能
  • フィルムを入れ替える感覚で、撮影画像の雰囲気を変更できる“フィルム設定”機能(人物、風景、夜景)

画像処理の面では、付属のRAW現像ソフト『EPSON Photolier』(エプソン・フォトリエ)に、画素補間技術の“Epson Print Image Control Technology”(エプソンプリントイメージコントロールテクノロジー、以下E.P.C.I.T.)を搭載。3008×2000ドット(約600万画素)で撮影した画像を、A3サイズで解像度300dpiのプリントが可能な4512×3000ドット(1354万画素相当)に補間して出力することが可能となった。

画素補間(リサイズ)の機能は『Photoshop』などのフォトレタッチソフトも備えているが、一般的なバイキュービック処理では、周囲の画素から平均的に補間を行なうため、輪郭部分など明暗差がくっきりとした部分に甘さが生じがちである。一方で、E.P.I.C.T.では、輪郭部分の方向も検出するため、周波数成分の立った最適な画素補間が可能。エッジ部分のガタつきや疑色の発生なども抑制できるという。

エプソンでは、E.P.I.C.T.の開発に当たって、独カール ツァイス(Carl Zeiss)財団の研究者が1960年代に発表した論文に書かれていた「写真の画質は、どの位細かい部分まで分解できるかという解像度で決まるのではなく、どの位くっきり・はっきり写るかというコントラストが最も重要である」という文章に着目したとのこと。

放熱板
CCDに取り付けられた放熱板
暗部ノイズ
他社一眼レフ機と比較した暗部ノイズ

画質面では、CCDに放熱板を追加するなど、発熱が原因の暗部ノイズを防ぐ従来からの対策に加えて、ノイズリダクション処理を改善。ISO 1600相当の高感度撮影時でもノイズの少ない撮影画像が得られるようにした。また、スキャナー開発を通じて培ったCCDやアナログ回路の設計ノウハウ、ノイズや画質の評価技術を有効活用を利用して、“白トビ耐性”“暗部階調性の広さ”“色再現性の高さ”“色飽和抑制と色階調”“モノクロ画像の階調性と立体感”のそれぞれで、他社のエントリークラスのデジタル一眼レフカメラを大きく上回る性能を得られるようになったとしている。

ソフトレリーズ
キャンペーンでプレゼントされるソフトレリーズ

なお、R-D1sの購入者特典として、専用ソフトレリーズボタンを期間限定でプレゼントする“専用ソフトレリーズボタン・プレゼント”キャンペーンも実施する。また、16日から、ユーザー情報サイト“My Epson”に登録したユーザー1000名にR-1Dsで撮影した写真のサンプルをプレゼントする“プレミアムサンプルプレゼントキャンペーン”も行なう。My Epsonへの登録はエプソン製品のユーザー以外も可能。

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