写真1 “GEO@チャンネル”のチューナー本体とリモコン。レンタルされる機器には、このほかACアダプター、S-Video/コンポジットケーブル、ネットワークケーブルが含まれる。 |
現在、“GEO@チャンネル”では応募者全員プレゼントを含むキャンペーンを実施している。詳細はこのボタンをクリックしたリンク先を参照いただきたい(GEO@チャンネルのキャンペーンページに移動します)。 |
“GEO@チャンネル”は、2005年7月にスタートした(株)ゲオ・ビービーのビデオオンデマンド(VOD)サービス。オンデマンドとはユーザーの要求があったときにサービスを提供する方式を指す言葉で、VODとはいわば“ビデオ(映像)を見たいと思ったときすぐに視聴できる”サービスである。
GEO@チャンネルのポイントは、ビデオサーバーへのアクセス(通信)およびビデオの表示にレンタル方式の“セットトップボックス”(以下STB)を使用すること。ゲオ・ビービーによれば、表示のための“TV”と2Mbps以上の通信速度でインターネットに接続できる“ブロードバンド環境”さえあれば(パソコンがなくても)、同社のビデオサーバーに蓄積された映画やTV番組などをいつでも自由に楽しめるという。
写真2 チューナー本体の前面と背面。基本的にケーブル類は背面に接続し、前面にある6.3mmφプラグの接続ポートやつまみは使用しない。前面は電源ボタンと三日月形のボリューム調整ボタン、およびリモコン操作などに反応するインジケーターとして使用する。 |
ここではそのSTB「GEO@チャンネルチューナ」を実際に借用して、GEO@チャンネルのサービス内容や操作性、映像品質などのユーザーが気になるポイントについてチェックしていく。
寒空の下で借りたり返したり
そんなガマンはもうしない!?
まずは、GEO@チャンネルのサービス内容を具体的に紹介しよう。ゲオ・ビービーが“オンラインレンタルビデオ”と謳うGEO@チャンネルは、ネオ・インデックスが提供するVODソリューション「Nextensive VOD」を中心とするサービス。VODサービスで視聴できる映像作品は洋画に邦画、バラエティ、アニメ、スポーツ、さらにはアダルトまで実にさまざまで、視聴できる映像作品の数は11月現在で約3000タイトルを擁しているという。
写真3 付属のリモコン。 | 写真4 付属のACアダプターは、比較的コンパクトで場所をとらない。 |
これら映像作品の視聴は、STBを使って“映像作品を視聴する権利”を取得(基本的に有料)することにより行なえる。その権利にはレンタルビデオ店で言うところの“2泊3日”のように有効期間が設けられており、期間内であればその作品を何度でも視聴できるというもの。CS放送やCATVなどでおなじみの“ペイ・パー・ビュー”(PPV)方式である。
写真5 チューナー本体を上から見たところ。編集部の実測で幅213×奥行き204×高さ43mmと、場所をとらないので、テレビの横に置いても邪魔にならない。 |
サービス料金は“STBのレンタル料金を含む基本使用料”+“PPVコンテンツの料金”(以下PPV料金)が基本で、PPV料金は1タイトルあたり105~525円。なお、GEO@チャンネルでは映像作品を楽しむ頻度などに応じて、“ライト”“スタンダード”“プレミアム”という3種類のプランが用意され、視聴できる映像作品や料金はプランによって異なる。
各プランの料金ならびにポイントは次の通りだ。
【ライトプラン】
- 利用料金
- 980円/回
- 申し込み方法
- 各地の“GEO”店頭にて直接申し込み
- ポイント
- 1回の申し込みで1週間視聴可能になる短期レンタル
- 利用料金のみで映像作品5タイトルを視聴可能(PPV料金は利用料金に含まれる)
- ただし、プレミアム/スタンダードプラン専用の映像作品は視聴できない
【スタンダードプラン】
- 利用料金
- 500円/月+PPV料金(※1)
- 申し込み方法
- ゲオ・ビービーに書類などで申し込み
- ポイント
- 見た番組の種類に応じて清算される“従量課金制”プラン
- 視聴できる期間は番組ごとに定められている(24時間から最長7日間)
- 毎月あらかじめ決められた2~5タイトルは基本料金のみで見放題
- ただし、プレミアムプラン専用の映像作品は視聴できない
【プレミアムプラン】
- 利用料金
- 1600円/月+PPV料金
- 申し込み方法
- ゲオ・ビービーに書類などで申し込み
- ポイント
- 従量課金制の自動継続プラン
- あらかじめ決められた100タイトルは基本料金のみで見放題
- すべての映像作品を視聴できる
ライトプランはゲオ・ビービーの親会社のひとつである(株)ゲオが展開しているソフトショップ“GEO”の店頭でSTBを1週間レンタルするというプラン。980円支払えばPPV料金に関係なく5タイトルを視聴できるが制限もある。本格的に楽しむのであれば、従量課金制のスタンダードもしくはプレミアムがいいだろう。ちなみにスタンダード・プレミアムの料金支払い手段は、クレジットカード、コンビニ決済、ウェブマネーに対応している。
画面1 ユーザー設定ではパスワードの設定・変更などのほか、アダルトコンテンツの表示・非表示といったコントロールも行なえる。 |
続いて次ページからは、実際にGEO@チャンネルで映像作品を視聴する流れを追いつつ、気になるところを見ていこう。