「DSC-N1」はこちらから購入いただけます。画像をクリックするとアスキーとソニースタイルのコラボレーションサイト“SONY Flash on ASCII”に移動します。 |
コンパクトデジタルカメラが搭載する液晶ディスプレーはどんどん大型化が進んでいる。大型の液晶パネルの搭載は、撮影/再生時の画像が非常に見やすくなるというメリットがあるが、すでにコストや消費電力ではなく、デジタルカメラ本体のボディサイズが画面サイズの大型化の制約になりつつある。ポピュラーなカードサイズデジタルカメラでは、あまりユーザーから求められなくなった光学式ファインダーを外してスペースを稼いでいるケースが多いが、2.5インチ以上のパネルを搭載するには、背面の操作部分を小さくする必要があり、逆に本体の操作がしづらくなるという弊害も生じてきている。
シンプルで軽快な印象を持つ本体前面。表面にはレンズを中心にヘアライン加工が施され、レンズシャッターにもモールドされている。 | 右上のズームレバーと右下の2つのボタンのみという斬新な背面。画面上は再生モードでのアルバム表示だが、下部にMENUボタンや左右キーのアイコンが表示されているほか、画像を直接タップすれば拡大表示される。 |
バッテリーとメモリーカードスロットは右側面に配置されている。左側面にはスピーカーが内蔵される。 | 電源ボタンとシャッターボタンのみというシンプルな上面。底面には三脚穴が装備されているのがうれしい。インターフェースはUSBマルチ端子で、USBやAVに変換するケーブルが付属する。リモコン操作も可能なクレードル『サイバーショットステーション CSS-TNA』(価格8085円)はオプションとなる。 |
ソニー(株)の『DSC-N1』は、タッチパネルの採用で大画面と携帯性という相反する要素をうまく両立できた製品だ。タッチパネルによって操作ボタンの数を最小限にでき、大画面の液晶パネルを違和感なく搭載してみせた。DSC-N1はデジタルカメラとしては現在最大の3インチパネルを搭載。実際に手にとってみると、背面のほとんどが液晶パネルということにあらためて驚嘆する。