仮想化支援技術“Virtualization Technology”に対応した新CPU、Pentium 4 672/662のバルク版が登場した。これまで複数のOSを起動させるには仮想化に対応したソフトウェアなどが必要だったが、ハードウェアが仮想化をサポートすることで、より高速化が可能となる。
動作周波数は3.8GHz、FSB800MHz、L2キャッシュ2MBのPentium 4 672。S-Specは“SL8Q9” |
動作周波数は3.6GHzのPentium 4 662。S-Specは“SL8QB。 |
“Virtualization Technology”(以下VT)とは、1台のPCで複数のOSを同時に実行可能にする仮想化支援技術のこと。同社によると動作させるには対応するBIOSやチップセット、バーチャルマシンモニタなどが必要ということだが、詳細は不明だ。
VTをサポートする以外は従来のPentium 4“6xx”シリーズとさほど変わらない。Pentium 4 672の動作周波数は3.8GHz、同662は3.6GHz。どちらもFSBは800MHz、L2キャッシュは2MBとなる。価格はT-ZONE.PC DIY SHOPでPentium 4 672が7万7490円。Pentium 4 662が5万1240円。
なお、インテルは11月30日に開催される“VMware Virtualization Fair 2005 Tokyo”に協賛し、16時5分からロイヤルパークホテルにおいて“Intel Virtualization Technology : Strategy & Evolution”と題したセッションを行なう予定だ。VTに興味がある人は参加してみるといいだろう。受講料は無料だが参加には事前登録が必要となる。