あのSound Blasterに最上級の新シリーズ“X-Fi”登場！――クリエイティブメディア、Sound Blasterシリーズの新サウンドカードなどを発表

2005年09月07日 15時01分更新

文● 編集部　小西利明


『Sound Blaster Audigy 4 Digital Audio』のPCIサウンドカード本体

ハイエンドサウンドカードにX-Fiシリーズが登場したことで、従来の最上位だった“Sound Blaster Audigy 4”は、1万円以下で7.1chオーディオ出力をサポートするコストパフォーマンスの高いミドルクラスの製品となった。『Sound Blaster Audigy 4 Digital Audio』は、Audigyプロセッサーを搭載するPCIサウンドカードと、光デジタル/同軸デジタル入出力モジュール(X-Fi Digital Audioと同じ)がセットになった製品である。ゲーム用サウンドAPIとしてEAX、EAX 4.0 ADVANCED HD、DirectSound 3Dなどに対応する。アナログ出力は24bit/96KHzの7.1chオーディオ出力に対応するほか、デジタル入力/出力は光デジタル×1、同軸デジタル×1をそれぞれ備える。

対応環境はPentium IIIまたはCeleron-1GHz以上のCPU、Windows XP(SP2)/2000 Professional(SP4以上)、128MBメモリーなどとなっている。価格はオープンプライスで、クリエイティブオンラインショップ価格では9980円である。発売時期は9月中旬の予定。


『Sound Blaster Audigy Value』。ロープロファイルPCI用のブラケットが付属する

また、実売5000円以下でも7.1chオーディオ出力を可能にするロープロファイルPCI対応サウンドカード『Sound Blaster Audigy Value』と、5.1chオーディオ出力対応でロープロファイルPCIにも対応する低価格サウンドカード『Sound Blaster 5.1』も発表された。後者の登場により、従来のローエンドカードだった“Sound Blaster Live!”シリーズは販売終了となった。

Sound Blaster Audigy Valueの対応環境は、Pentium IIIまたはCeleron-1GHz以上のCPU、Windows XP(SP2)/2000 Professional(SP4以上)、128MBメモリーなど。Sound Blaster 5.1の対応環境は、Pentium III-450MHz以上のCPU、Windows XP(SP2)/2000 Professional(SP4以上)、128MBメモリーなどとなっている。価格はオープンプライスで、クリエイティブオンラインショップ価格はそれぞれ、4980円、1980円となっている。発売時期はAudigy Valueが9月中旬、5.1は10月中旬予定となっている。

THX認定5.1chスピーカー『GigaWorks G500』ほか

クリエイティブメディアはサウンドカード新製品と同時に、5.1chおよび2.1chのスピーカーセットも発表した。なお7.1chスピーカーは今回発表されておらず、現行製品が継続となる。


『Creative GigaWorks G500』セット内容		GigaWorks G500のボックスパッケージ

7.1chスピーカーの最上位シリーズ“GigaWorks”の5.1ch版が、新しく登場した『Creative GigaWorks G500』である。米Lucas Arts社のTHX認定を受けた製品で、各サテライトスピーカーは“高効率3インチフルレンジユニット”を装備(出力36W)。サブウーファーは出力130Wで、総出力は310Wにものぼる。5.1ch×1とAUX×1の2系統のアナログ入力端子を備える。

また“Inspire”シリーズの5.1chスピーカーに『Creative Inspire T6060』、2.1chスピーカーに『Creative Inspire T3030』が登場した。T6060は5つの2ウェイスピーカー(出力フロント/リア各8W、センター18W)とサブウーファー(出力22W)のセット。T3030は2つの2ウェイスピーカー(出力各6W)とサブウーファー(出力17W)のセットである。