P701iD | D701i | N701i | ||
701iシリーズから開始したのには理由がある――iチャネル
iチャネルは、ニュースや天気、芸能/スポーツ、占いなどの最新情報を自動的に受信し、待ち受け画面にテロップのように文字情報で表示するサービス。テロップには見出し程度の情報しか表示されないが、端末に用意されたiチャネル対応ボタンを押せば現在配信中の最新情報が一覧表示され、さらにそこで見たい項目を選択すれば詳細な情報を閲覧できる。情報料は1ヵ月あたり157.5円で、パケット通信料が別途必要。ただし、最新情報の一覧表示まではパケット通信料がかからない。
最新情報が待ち受け画面の下部にテロップのように表示される。写真のD701iの場合、方向キーの下、中央にiチャネル対応ボタンを備える | 端末によっては、配信された情報をサブディスプレーで確認できる(写真はN701i) |
執行役員マルチメディアサービス部長 夏野 剛氏 |
iモードの新サービスは、過去には“FOMA 90xi”シリーズや“mova 50xi”シリーズなどハイエンドの機種から導入されてきたが、記者発表会に出席した執行役員マルチメディアサービス部長 夏野 剛氏は「(エントリーの)701iシリーズから開始したのには理由がある」と切り出した。夏野氏は、iチャネルのコンセプトについて「iモードユーザーの4割は有料コンテンツを利用していない。そのような“メールサービスは使っても、サイトは見たことがない。コンテンツは見るのが面倒くさい”という方に、簡単に使える情報サービスを提供する」と述べ、そうした層がiチャネルをきっかけにiモードの有料情報サービスを利用するようになればと、期待を込めた。また夏野氏は、「(iチャネルを)“902i”シリーズにも搭載する」と、ハイエンド端末の次期モデルにも搭載する予定であることを明らかにした。
iチャネルで情報提供する分野は、初期状態では天気/ニュース/芸能・スポーツ/占い/iモード(おすすめサイトch)の合計5チャネルで、情報ソースは天気が(財)日本気象協会、iモードが(株)ハドソン、そのほかが(株)読売新聞グループ本社となっている。iチャネルはオープンプラットフォームとなっており、iモード公式サイトや一般サイトからも独自で配信が可能。独自チャンネルの配信にはFlashコンテンツの専用配信サーバーを用意する必要があり、詳細はウェブサイト上で公開する予定という。情報の更新頻度は、標準の5チャネルが2時間ごとで、独自チャネルの場合はユーザーが2時間ごと/3時間ごと/1日ごと/3日と半日ごとから指定する。
iチャネルボタンを押すと、配信中の情報が一覧表示される。この一覧表示画面までのパケット料金は無料 | 一覧表示でより詳しく知りたい項目を選んでクリックすると、より詳細な情報を閲覧できる(写真では天気を選択)。コンテンツは基本的にFlashで配信される | 情報の更新頻度は、標準の5チャネルが2時間ごとで、独自チャネルの場合はユーザーが2時間ごと/3時間ごと/1日ごと/3日と半日ごとから指定する |
FOMA Autumn Collection 2005
今回の製品発表会は、“FOMA Autumn Collection 2005”という趣向で、ファッションモデルが新機種を手にランウェイでポーズをきめた。各製品の仕様は、次項で紹介する。ただし5日発売のDOLCEを除き、“開発発表”として現時点で仕様や販売スケジュール等の詳細は明らかにされなかった。
FOMA Autumn Collection 2005より |