ライフスタイルに溶け込むデザインを目指したDOLCE
『DOLCE』の製造はシャープ(株)。DOLCEとは、イタリア語で“柔和な”“優しい”という意味を持つ形容詞。「ライフスタイルの中に溶け込む携帯電話」(夏野氏)として、メインディスプレーの背面に人口皮革を採用し、天然の皮革のような落ち着いた風合いになっている。カラーはオレンジ、ブラック、ホワイト、ライトブルーの4色。また「貯金をいっぱい持っている大人、ハイテク機器を使わない大人」(夏野氏)をターゲットにユーザビリティーに配慮し、予め登録した電話番号/メールアドレスなどをすぐに呼び出せるショートカット機能専用の押しボタン“光るワンタッチキー”をメインディスプレー下部に3つ配置する。また、一般の機種よりもキーサイズを大きくしたり、受話音量を通話中にも切り替えられる押しボタン“独立音量ボタン”を右側面に備えたりという、使い勝手に関する配慮もなされている。
左からブラック、ライトブルー。二つ折りの状態 | 左からブラック、ライトブルー。端末を開いたところ | |
電源キーは、ブラックのみ漢字で“電源”と、他の3色は“PWR”と書かれている。ショートカットボタンなどユーザビリティーのコンセプトは“らくらくホン”シリーズと似ているが、夏野氏によれば「いかにもそういう感じ」の端末全体のデザインは避けたのだという |
左からホワイト、オレンジ。二つ折りの状態 | 左からホワイト、オレンジ。端末を開いたところ | |
メインディスプレー下部のワンタッチキーは、予め登録した電話番号/メールアドレスなどをすぐに呼び出せるショートカット機能専用の押しボタンだ |
右側面に音量ボタンを搭載し、通話中でも簡単に音量を変更できる |
メインディスプレーに約2.4インチのモバイルASV液晶液晶ディスプレー(240×320ドット、26万2144色表示)を、サブディスプレーに約0.6インチのSTN液晶ディスプレー(72×12ドット、モノクロ2階調表示)を搭載する。メインディスプレーでは、左右からの画面の覗き見を防止する視野切換機能を搭載し、数字キー下の“視野切換ボタン”で設定を切り替える(視野角は非公開)。
NTTドコモによれば、視野切換機能の搭載は業界初。特徴的な機能ではあるが、切り替えられる2種類の視野角は非公開という |
そのほか、アプリケーションの面でも操作性に配慮し、メインメニューの項目を“電話機能”や“メール機能”など5項目に絞ることでスクロールの必要をなくし、それぞれの項目を大きなフォントで表示する。デジタルカメラ機能として有効126万画素のCCDセンサーを内蔵し、TV電話用に有効11万画素のCMOSセンサーを備える。なお、iチャネルには非対応。
メインメニューの項目を減らすことでスクロールの必要をなくして、それぞれの項目を大きなフォントで表示する |
“詳細メニュー”として用意されているメニューは、シャープ製の一般的なFOMA端末のメインメニューの構成とほぼ同じだ |
- ディスプレー
-
メイン:約2.4インチモバイルASV液晶液晶ディスプレー(240×320ドット、26万2144色表示)
サブ:約0.6インチSTN液晶ディスプレー(72×12ドット、モノクロ2階調表示) - カメラ
-
メイン:有効125万画素CCDセンサー
サブ:有効11万画素CMOSセンサー - 外部メモリー
- miniSDメモリーカード(別売)
- 連続通話時間
-
音声通話時:約130分
テレビ通話時:約80分 - 連続待受時間
-
約410時間(静止時)
約340時間(移動時) - 本体サイズ/重さ
- 幅52×奥行き26×高さ109mm/約118g
- 本体カラー
- オレンジ、ブラック、ホワイト、ライトブルー
- 発売時期
- 8月5日
- 価格
- オープンプライス
GPS連携ナビゲーション機能に対応するSA700iS
SA700iSの製造は三洋電機(株)で、FOMAとしては初のGPS機能“ナビ機能”を搭載する。ナビ機能は、プレインストールされているナビゲーションソフトの『かんたんナビ』を使い、住所/駅名/電話番号などを頼りに目的地を設定すれば、ルート検索機能やナビゲーション機能を利用できるというもの。また、NTTドコモが現在提供中の基地局情報を使った位置情報取得機能“iエリア”と連携して、検索した飲食店を現在地から近い順番で並べたり、そこまでの距離を表示できる。ナビ機能を起動するショートカットボタン“いちおしナビボタン”を数字キーの下に備える。
左からシュプールレッド、メルティホワイト、グレイスブルー。サブディスプレーには約0.9インチの有機ELパネルを採用する | 数字キー下部の左のキーは、いちおしナビボタン |
メインディスプレーに約2.2インチのTFT液晶ディスプレー(240×320ドット、6万5536色表示)を、サブディスプレーに約0.9インチの有機ELディスプレー(96×64ドット)を搭載する。デジタルカメラ機能として有効103万画素のCCDセンサーを内蔵し、TV電話用に有効11万画素のCCDセンサーを備える。 そのほか特徴として、USBダイレクトプリント規格の“PictBridge”に対応する。iチャネルには非対応。本体カラーは“メルティホワイト”“グレイスブルー”“シュプールレッド”の3色。
- ディスプレー
-
メイン:約2.2インチTFT液晶ディスプレー(240×320ドット、6万5536色表示)
サブ:約0.9インチ有機ELディスプレー(96×64ドット) - カメラ
-
メイン:有効103万画素CCDセンサー
サブ:有効11万画素CMOSセンサー - 外部メモリー
- miniSDカード(別売)
- 連続通話時間
-
音声通話時:約140分
テレビ通話時:約90分 - 連続待受時間
-
約330時間(静止時)
約250時間(移動時) - 本体サイズ/重さ
- 幅50×奥行き24×高さ101mm/約117g
- 本体カラー
- メルティホワイト、グレイスブルー、シュプールレッド
- 発売時期
- 未定
- 価格
- オープンプライス