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富士写真フイルム、28mm~300mm相当の光学ズームレンズを搭載した903万画素デジタルカメラ『FinePix S9000』を発売

2005年07月28日 00時00分更新

文● 編集部

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富士写真フイルム(株)は28日、レンズ一体型で電子ビューファインダーを搭載するデジタルカメラ“ネオ一眼”デジタルカメラの新製品として、35mmフィルム換算で28~300mm相当の“フジノン光学式10.7倍ズームレンズ”と有効903万画素の1/1.6インチCCD“スーパーCCDハニカムV HR”を搭載した『FinePix S9000』を8月下旬に発売すると発表した。価格はオープン。併せて、光学10倍ズーム搭載の512万画素モデル『FinePix S5200』も9月上旬に発売する。価格はオープン。ともに富士フイルムイメージング(株)が販売する。

『FinePix S9000』
『FinePix S9000』

『FinePix S9000』は、ハイブリッド非球面レンズ1枚とガラスモールド非球面レンズ2枚を含む“フジノン光学式10.7倍ズームレンズ”(f=6.2~66.7mm、F2.8~4.9)を採用し、手動ズームやフォーカスリングによるマニュアルフォーカス、最短撮影距離が1cmの“スーパーマクロ”撮影も行なえるなど、一眼レフのような幅広いシーンに対応できるのが特徴。解像度は最大3488×2616画素(912万画素)で、ISO感度は80から1600まで設定できる。画像処理エンジンにはダブルノイズリダクション方式を採用して低ノイズ化を図った“リアルフォトエンジン”を採用しており、起動時間を訳0.8秒、撮影間隔を最短約1.5秒に短縮したほか、望遠側でも手ぶれ/被写体ぶれを軽減する“ブレ軽減モード”を新たに搭載したという。また、リバーサルフィルムのような色彩表現に色調を変更する“F-クロームモード設定”やピクセル(記録画素数)設定、感度(ISO)設定、プリント予約(DPOF設定)などが行なえる“ファインピックスフォトモード”も搭載している。記録媒体には、xDピクチャーカード、CF/マイクロドライブを利用し、ダブルスロットが搭載されている。記録形式は、JPEG/Exif 2.2/DCF準拠、CCD-RAW。

ファインダーは0.44インチ液晶パネル(約23万5000画素、視野率100%)を搭載した視度調節機構付きで、モニター用液晶ディスプレー部は1.8インチ(約11万8000画素、視野率100%)のマルチアングル対応の可動式となっている。本体サイズは幅128.0×奥行き129.0×高さ93.0mm、重量は約645g(撮影時約755g)。電源は単3形アルカリ乾電池または充電式ニッケル水素電池を4本使用し、付属のアルカリ乾電池で約140枚、ニッケル水素電池(2500mAh)で約340枚の撮影が可能(CIPA規格)。インターフェースは、ビデオ出力(NTSC/PAL)とUSB 2.0(High Speed)を搭載し、PictBridge、PRINT Image Matching II、ExifPrintに対応。パソコン用のアプリケーションとして画像閲覧ソフト『FinePixViewer Ver.5.1』(Windows版)が付属する。オプションとして専用ソフトケース『SC-FXS9』(価格は5775円)も発売する。

『FinePix S5200』
『FinePix S5200』

『FinePix S5200』は、焦点距離が35mmフィルム換算で38~380mmの光学10倍フジノンズームレンズ(8群11枚、f=6.3~63mm、F3.2~3.5)と有効512万画素の1/2.5インチCCD(スーパーCCDハニカムV HR)を搭載した下位モデル。“リアルフォトエンジン”を搭載しており、起動時間は約1.1秒、シャッタータイムラグは0.01秒、撮影間隔は最短約1.1秒で、最高感度はISO 1600相当となる。最大記録画素数は2592×1944画素。記録媒体はxDピクチャーカードを利用する。ファインダーは0.33インチ液晶(約11万5000画素、視野率約100%)で視度調節機構付きを搭載し、モニター用に1.8インチ低温ポリシリコン液晶パネル(約11万5000画素、視野率約100%)を搭載する。本体サイズは幅113.5×奥行き112.0×高さ85.0mm、重量は約370g(撮影時約470g)。電源は単3形アルカリ乾電池または充電式ニッケル水素電池を4本使用し、付属のアルカリ乾電池で約250枚、ニッケル水素電池(2500mAh)で約500枚の撮影が可能(CIPA規格)。インターフェースは、ビデオ出力(NTSC/PAL)とUSB 2.0(High Speed)を搭載する。

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