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3.0インチ大画面ディスプレー搭載の『FinePix V10』と入門者向け『FinePix A500』

富士写真フイルム、スーパーCCDハニカムV HR搭載のコンパクトカメラ2機種を発表

2006年01月26日 19時30分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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富士写真フイルム(株)は26日、撮像素子に有効512万画素の1/2.5インチ“スーパーCCDハニカムV HR”を搭載したコンパクトカメラ2機種、『FinePix V10』と『FinePix A500』を発表した。価格はオープンプライスで、発売時期と編集部による予想実売価格は、V10が3月上旬で4万5000円程度、A500は2月下旬で2万円前後。

『FinePix V10』
『FinePix V10』

FinePix V10は、背面に3インチ/23万画素の微反射タイプ低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレーを搭載し、撮影した結果を屋外でも室内でも見やすい大画面を使って大勢で楽しめるのが特徴。同社独自開発の撮像素子スーパーCCDハニカムV HRと画像処理エンジン“リアルフォトエンジン”を搭載し、ノイズ低減処理技術“ダブルノイズリダクション方式”を採用することで、最高感度ISO 1600相当で暗い場所でもノイズの少ない撮影が可能になるという。

ユニークな機能として、逆光の被写体を映す場合などにフラッシュ撮影とノンフラッシュ撮影を同時に2枚連続して行なうことで、より希望にあう画像を選択できるという“高感度2枚撮り”機能を搭載。被写体をより明るく映すフラッシュ撮影と背景の雰囲気を自然な状態で描写するノンフラッシュ撮影を、ユーザーがいちいちフラッシュモードを切り替えて2度シャッターを押すことなく1度の操作で記録できる。

このほかのスペックは、レンズにフジノンの光学式3.4倍ズームレンズを搭載。焦点距離はf=6.3~21.6mm(35mmフィルムカメラ換算時:38~130mm相当)、レンズの明るさを示すF値は2.8~5.5。撮影可能距離は標準で約60cm以上、マクロでは広角端で約9~80cm、望遠端では約39~80cm。内蔵フラッシュの到達距離は4.4m(広角時)。

静止画の最大記録画素数が2592×1944ドット(3:2の場合2736×1824ドット)、記録形式はDCF/Exif 2.2/DPOF対応のJPEG形式。動画はモノラル音声付きVGA(640×480ドット)/毎秒30フレームで、MotionJPEG圧縮のAVI形式。記録メディアはxDピクチャーカード(メディアは付属せず)。

ISO感度はAUTOおよびISO 64/100/200/400/800/1600。露出制御はプログラムAEのみで、補正は-2.0EV~+2.0EV(1/3EVステップ)。シャッター速度は1/2000~4秒(メカニカルシャッター併用)。シーンモードはナチュラルフォト/ナチュラルフォト&フラッシュ2枚撮り/人物/風景/スポーツ/夜景の6種類を用意する。

インターフェースはビデオ出力/USB 2.0(Hi-Speed対応、PictBridge対応)。電源はリチウムイオンタイプの専用充電池(NP-40)を採用し、撮影可能枚数は約170枚(CIPA規格準拠)。本体サイズと重量は、幅83.0×奥行き23.3×高さ63.5mm/約155g(バッテリーとメディア含まず)もしくは約175g(撮影時)。


『FinePix A500』
『FinePix A500』

FinePix A500は、同社の入門者向けモデル“FinePix Aシリーズ”として初めて“スーパーCCDハニカムV HR”を採用し、初心者にも簡単に撮影できるインターフェースと画質向上の両立を目指したのが特徴(過去には2004年4月発表の『FinePix A310』(販売終了)が“スーパーCCDハニカムIV HR”を搭載)。レンズはフジノンの光学3倍ズームレンズで、焦点距離はf=6.4~19.2mm(38~114mm相当)、F値は3.3~5.5。撮影可能距離は標準で約60cm以上、マクロでは約10~80cm。

記録画素数は静止画の場合最大2592×1944ドット、記録形式はDCF/Exif 2.2/DPOF準拠のJPEG形式。動画はQVGA(320×240ドット、最長60秒)/毎秒10フレームの音声なしで、記録形式はMotionJPEG圧縮のAVI形式。記録メディアは内蔵メモリー12MB、およびxDピクチャーカード(メディアは付属せず)。

背面に1.8インチ/約7万7000画素の低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレーを搭載。ISO感度はAUTOのほかISO 100/200/400に切り替え可能。シーンポジションは人物/風景/スポーツ/夜景の4つを用意する。

インターフェースはビデオ出力/USB 1.1相当(PictBridge対応)。電源は単3電池2本で、撮影可能枚数はアルカリ乾電池使用時が約100枚、別売のニッケル水素充電池(2500mAh)使用時は約400枚となる。本体サイズと重量は、幅93.0×奥行き27.5×高さ60.0mm/約126g(バッテリーとメディア含まず)もしくは約174g(撮影時)。

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