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日本ビクター、3CCDのハードディスクビデオカメラ『Everio』の新機種を発表

2005年04月12日 22時31分更新

文● 編集部 小林久

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日本ビクター(株)は、ハードディスクを記録媒体としたビデオカメラ“Everio”(エブリオ)シリーズの新モデル『GZ-MC500』(以下MC500)を発表した。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は17万円前後。6月上旬の出荷を予定している。

Everio GZ-MC500
Everioの最新モデル『GZ-MC500』。民生機でビクターが3CCDを採用したのは、今回が初めてだという。500万画素相当の静止画記録にも対応している

500万画素相当の静止画撮影にも対応

手に持ったところ
記録メディアにマイクロドライブを採用したことで3CCDでも小型化ができた。本体は写真のように非常にコンパクトだ。カラーリングはブラックとシルバーのツートンカラーから、ブラック1色に変更されている。

Everioは、記録媒体にマイクロドライブを使用。“上書きを気にせず、すぐに撮れる”“動画がファイルとして記録されるため、DVカムのようなキャプチャー作業が必要なく、パソコンとの連携が容易”“撮影した動画ファイルの再生順(プレイリスト)の編集やいらないシーンの削除が本体内で行なえる”といった特徴を持つ。

MC500は、2004年11月に発売された『GZ-MC100』と『GZ-MC200』の上位機で、RGB各色に対して独立したCCDを利用する“3CCDシステム”を採用した。CCDの有効画素数は、動画撮影時が69万画素、静止画撮影時が123万画素だが、RGB各色のCCDのうち,グリーンのCCDのみが縦方向/横方向に半画素ずつずれるように設置してあり、4倍の画素密度を実現。有効500万画素相当(最大2560×1920ドット)の静止画撮影も可能となっている。

MC500に搭載されているCCDの画素ピッチは2.5μmと非常に微細なもののためフジノン(株)から“クサビガラス”の技術供与を受け、CCDの固定に利用した。これは、分光プリズムとCCDの間にクサビ上のガラスを打ち込んで微妙な位置調整を行なう技術で、6軸方向の調整(回転/フォーカス/水平/垂直の位置ギメと水平/垂直のアオリ調整)が可能だという。



CCDをずらして高密度化 クサビガラス
有効127万画素(RGB各色)の3CCDで500万画素相当の静止画記録を行なうために、緑色の情報を記録するCCDは他のCCDより半ドットズレた位置に設置されている(写真左)。これを実現するためにビクターは、フジノンからクサビガラスの技術供与を受けた。これはプリズムとCCDの間の微妙な位置調整を行なうために必要な技術(写真右)
訂正とお詫び:記事掲載時に“グリーンのCCDのみが「上下に半画素ずつ」ずれるように設置”とありましたが、これは「縦方向/横方向に半画素ずつ」の誤りです。(4月13日)

従来機種を踏襲し、進化させた操作性

レンズ部分とグリップ部分が交差して稼動するボディー形状(グリップスタイル)や記録メディアを本体内部で浮かせることで、外部からの衝撃を緩和する“フローティング・ダンパー・システム”といった特徴を従来機から継承する。さらに撮影モードを切り替える“シーンモードダイヤル”を本体側面に配置した。コンパクト機では、メニューによる操作が中心となるものが多いなか、ボタン/ダイヤルによる直接操作ができるように配慮したのが差別化ポイントだという。

撮影機能もビデオカメラとしては豊富で、1回のレリーズで複数の露出の撮影を行なうオートブラケット機能や、逆光補正/スポット明るさ補正、ヒストグラム表示、マニュアルフォーカス機能などを装備する。

レンズ倍率は動画撮影時が光学10倍、静止画撮影時が光学8倍で、35mmフィルム換算の焦点距離は、それぞれ46.2~462mm相当、43~344mm相当。レンズの明るさを示す開放F値はF1.8~2.4。低分散ガラスと非球面レンズ3枚を使用したことで、レンズユニットは、他社製品の約半分程度の体積になっているという。

側面 グリップ
GZ-MC500の側面。静止画の撮影モードを切り替える“シーンモードダイヤル”を側面に装備する。小型のビデオカメラでは、メニュー画面から各機能を呼び出すものが多いが、使いやすさを重視して、外に出したという レンズ部分は上下に稼動する。液晶画面はグリップ部の背面に取り付けられており、本体を三脚に固定してレンズ部分だけを上下に動かしたり、逆にレンズ部分を地面と平行にしてハイアングル/ローアングル撮影を行なえる
フローティング・ダンパー・システム 背面
バッテリーとメディアを収納しているところ。ハードディスクを衝撃から守るために採用されたのが“フローティング・ダンパー・システム”。カメラ内部でメディア収納部分を“浮かせる”ことにより、外部からの衝撃を緩衝する 背面ディスプレーには屋外での視認性に優れる半透過型のTFT液晶(約13万画素)を使用。そのとなりにデジタルカメラでおなじみの十字キー(スティック型)やレリーズボタンを配置している。ビデオカメラ初心者でも使いやすい設計

動画撮影時のビットレートは1.7Mbps(VBR)、4.5MBbps(VBR)、6Mbps(CBR)、9Mbps(CBR)の4種類、画像サイズは720×480ドットまたは352×480ドットの2種類が選べる。付属のマイクロドライブ(4GB)を使用した場合の記録時間は9Mbps/720×480ドットで約60分。静止画記録には、マイクロドライブのほか、別売のコンパクトフラッシュカード、SDメモリーカードスロットが選べる。記録形式はJPEG。

バッテリー持続時間は、付属の『BN-VM200』使用時で約1時間(連続撮影時)/約30分(実撮影時間)。より高容量な『VU-K840KIT』(最大4時間50分)、『VU-K856KIT』(最大6時間50分)も用意されている。本体サイズは幅80×奥行き118×高さ55mm、重さは330g(本体のみ)/400g(装備重量)。同梱ソフトとして、『Cyberlink DVD Solution』(MPEG-2編集、DVDライティング、DVD再生)が付属する。

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