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ビクター、HDDビデオカメラ“Everio Gシリーズ”の製品発表会を開催――HDDビデオカメラを高付加価値ジャンルから一般ユーザー向けに

2005年07月14日 19時58分更新

文● 編集部 小西利明

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1.8インチ 30GB HDD内蔵の小型HDDビデオカメラ“Everio”『GZ-MG50』。女性が持っても小さく見える
1.8インチ 30GB HDD内蔵の小型HDDビデオカメラ“Everio”『GZ-MG50』。女性が持っても小さく見える

日本ビクター(株)は14日、東京都港区新橋の新橋ビクタービルにて、HDDビデオカメラ“Everio(エブリオ)”の新製品“MGシリーズ”の発表会を開催した。HDD内蔵ゆえの小型大容量、使いやすさを武器に、HDDビデオカメラで新しいビデオカメラ市場の拡大を目指す。なお製品についての詳細はこちらの記事を参照のこと。また前掲の記事では参考出品とされていた200万画素モデル『GZ-MG70』も、ラインナップに挙げられている。

『GZ-MG40-A』HDD 20GB/133万画素CCD/光学15倍ズーム 『GZ-MG50』HDD 30GB/133万画素CCD/光学15倍ズーム 『GZ-MG70』HDD 30GB/212万画素CCD/光学10倍ズーム
『GZ-MG40-A』HDD 20GB/133万画素CCD/光学15倍ズーム『GZ-MG50』HDD 30GB/133万画素CCD/光学15倍ズーム『GZ-MG70』HDD 30GB/212万画素CCD/光学10倍ズーム
日本ビクター AV&マルチメディアカンパニー カムコーダーカテゴリー長の中沢隆平氏
日本ビクター AV&マルチメディアカンパニー カムコーダーカテゴリー長の中沢隆平氏

昨年に最初の製品が発売され、話題を呼んだ、初のHDD搭載ビデオカメラEverioシリーズ。今回発表された新製品をラインナップに加えて、ビクターはビデオカメラ市場に旋風を巻き起こす。発表会の冒頭で、同社のHDDビデオカメラ製品の取り組みについて語った同社AV&マルチメディアカンパニー カムコーダーカテゴリー長の中沢隆平氏は、今年4月に発表、6月に出荷を開始した3CCD 500万画素機の『GZ-MC500』が、世界中で好評を博し、生産が追いつかないほどであると述べ、Everioが提案したHDDの“大容量”と“ランダムアクセス”というコンセプトが受け入れられたとした。また中沢氏は従来のビデオカメラの使われ方を「比較的ニッチだったかもしれない。子育て層の方々を中心として、そこに集約していた」とし、対するHDDビデオカメラでは、ビジネスユースやより身近な普段のライフスタイルの中に浸透できたと、使われ方の違いが出ていると述べた。

中沢氏はワールドワイドでの同社製HDDビデオカメラの出荷台数目標を、2004年の8万台から2005年には60万台(うち国内12万台)に増やし、さらに2007年にはビデオカメラ全体の出荷台数が1760万台のうち、300万台がHDDビデオカメラになるという予測を挙げた。そしてHDDビデオカメラはDVビデオカメラに続く、“ニューメディアビデオカメラ”(DVDビデオカメラなどを含む)の中でも着実に拡大していくとの自信を示した。そのうえで、高付加価値タイプでパーソナルよりに位置づけられていた従来機種に加えて、ファミリー層にも受け入れられやすい新製品としてMGシリーズを投入する。



同社が予測する世界市場でのビデオカメラ出荷台数と、うちわけ。同社はEverioシリーズでHDDビデオカメラという新しいカテゴリーを切り開く 既存のEverioシリーズと、新商品のGシリーズのターゲット層の違い。よりファミリー層に指向している
同社が予測する世界市場でのビデオカメラ出荷台数と、うちわけ。同社はEverioシリーズでHDDビデオカメラという新しいカテゴリーを切り開く既存のEverioシリーズと、新商品のGシリーズのターゲット層の違い。よりファミリー層に指向している
Everioシリーズのラインナップ。マイクロドライブタイプの製品と、内蔵型1.8インチHDDタイプの2カテゴリーに分かれる
Everioシリーズのラインナップ。マイクロドライブタイプの製品と、内蔵型1.8インチHDDタイプの2カテゴリーに分かれる

MGシリーズについての説明を行なった同社AV&マルチメディアカンパニー カムコーダーカテゴリー商品企画室 主席の浅川健司氏は、既存のEverioユーザーを対象に行なったアンケートでは、“より大容量のHDD”に対する要望が多く、またパソコンとの接続はUSB接続を利用し、録った映像を閲覧するのもパソコンだけでなくTVというユーザーが多かったという。MGシリーズはこうしたユーザーの意見に則した製品となっており、1.8インチHDDによる20~30GBの大容量や、USB転送速度の高速化などを実現している。特に容量については、約9Mbpsの最高画質(ウルトラファイン)で約7時間(MG-50/70の場合)という録画時間は、DVDビデオカメラが使う8cm DVDディスクにして22枚分になるという例を挙げて、その大容量さをアピールした。

MGシリーズとDVDビデオカメラの容量を比較したスライド。8cm DVDで22枚分というのは、さすがにHDDならではの大容量だ
MGシリーズとDVDビデオカメラの容量を比較したスライド。8cm DVDで22枚分というのは、さすがにHDDならではの大容量だ

また1.8インチHDDを内蔵するMGシリーズの、HDD保護機能についての説明も行なわれ、HDDを筐体フレームから離してクッション上に配置する“フローティングダンパー機構”や、3次元加速度センサー内蔵により、落下を検知して電源を瞬間的にオフにし、HDDヘッドのディスク面への接触破壊を防ぐ機構などが紹介された。3次元加速度センサーによる電源オフは実演も行なわれ、顔の前から胸元に落とされたMGシリーズが、落下中に電源が切れる様子が披露された。

HDDを浮かせて衝撃から保護する“フローティングダンパー” MGシリーズに搭載されるHDD。四隅の白い部品がダンパーである
HDDを浮かせて衝撃から保護する“フローティングダンパー”MGシリーズに搭載されるHDD。四隅の白い部品がダンパーである
3次元加速度センサーによる落下検知のデモの様子。顔の前に掲げたMG50(左)の画面が、パッと手を離して30~40cmほど落ちる間に電源がオフとなって消えている(右)。電源オフとほぼ同時に、HDDヘッドは安全域に退避されている

そのほかにも、付属アプリケーションのMac OS対応なども説明され、より幅広いユーザーに受け入れられるビデオカメラとして、完成度を高めたシリーズであることが説明された。価格はオープンプライスで、予想実売価格はMG40が約11万円、MG50が約13万円、MG70が約15万円。発売時期はMG40、50が8月上旬、MG70が9月上旬となっている。

録画映像を大画面TVに表示した様子。約6Mbpsの録画モードの映像だが、DVD並みの品質はさすがに鮮明だ 本体付属のアクセサリー類。TVにつなげて視聴する用途を考慮して、リモコンが付属している
録画映像を大画面TVに表示した様子。約6Mbpsの録画モードの映像だが、DVD並みの品質はさすがに鮮明だ本体付属のアクセサリー類。TVにつなげて視聴する用途を考慮して、リモコンが付属している
アペイサーテクノロジー(株)のDVDレコーダー『AD330』とMGシリーズをUSBで接続すると、パソコンがなくても録画映像をDVDディスクに書き出せる
アペイサーテクノロジー(株)のDVDレコーダー『AD330』とMGシリーズをUSBで接続すると、パソコンがなくても録画映像をDVDディスクに書き出せる

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