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ミラクル・リナックス、レッドフラグ、ハーンソフトが、カーネル2.6採用の次期共通基盤“Asianux 2.0”を7月にリリースと発表

2005年03月02日 18時03分更新

文● 編集部

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ミラクル・リナックス(株)、中国Red Flag Software社(レッドフラグ)、韓国Haansoft社(ハーンソフト)の3社は2日、エンタープライズ向け共通基盤の開発/事業展開を行なう共同プロジェクト“Asianux(アジアナックス)”の次期バージョン“Asianux 2.0”を7月下旬にリリースすると発表した。東京で開催中のカンファレンス“MIRACLE Technology Conference 2005”において明らかにしたもの。

“Asianux 2.0”は、最新のカーネル2.6を採用したほか、RAS機能を強化したのが特徴。管理/設定ツールなどのGUI環境にKDEベースの『ReFineD』を採用するとともに、OSDL(Open Source Development Labs, Inc.)のキャリアグレードLinux(CGL:Carrier Grade Linux)仕様(CGL2.0が定義するプライオリティー1の機能など)を実装することで信頼性と可用性を向上させる予定。対応予定プラットフォームは、Intel Xeon(32bit/64bit)、Itanium 2、AMD Opteron、Athlon 64、IBM OpenPower。

“Asianux 2.0”は各社のブランド名で製品化され、Haansoftが『Haansoft Linux 2005 - Asianux Inside』、Red Flag Softwareが『Red Flag Advanced Server 5.0 - Asianux Inside』、ミラクル・リナックスが『MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside』として出荷する。製品には“Asianux Inside”のマークが付けられるという。

3社とこれにより、基幹系システムへの導入や商用UNIXからLinuxへの移行促進を図るとしている。

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