(財)インターネット協会は27日、インターネット上の不適切な情報を携帯電話でフィルタリングするためのブラウザー『SFSブラウザ』とフィルタリングサーバー『モバイルSFS』で構成されるデモンストレーションシステムを、KDDI(株)とボーダフォン(株)の携帯電話向けに開発したと発表した。
“デモサイトメニュー例” | “ブロック時の表示画面” | |
サンプル画面 |
デモシステムは、フィルタリングソフト『SFS(Server-type Filtering System)』のエンジンを基に開発したもので、W3Cが開発した基盤技術“PICS(Platform for Internet Content Selection)”に準拠したフィルタリングのほか、コンテンツやURLに含まれるキーワードによるフィルタリングが行なえる。フィルタリング基準は同協会が提供しているレイティング基準“Safety Online2”を採用する。
KDDIの携帯電話向けは、インターネット接続サービス“EZweb”上で動作する“EZアプリ”(Java版)として開発し、ボーダフォンの携帯電話向けは、インターネット接続サービス“ボーダフォンライブ!”上で動作する“Vアプリ”として開発したとしており、『モバイルSFS』は、2003年7月に(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモの携帯電話用として発表したものを基にしているという。