ペンタックス(株)は13日、デジタル一眼レフカメラ専用の単焦点レンズの新製品として、全長が約15mmの『smc PENTAX-DA 40 mm F2.8 Limited』を2005年1月中旬に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は4万円台前半。
『smc PENTAX-DA 40 mm F2.8 Limited』 |
『smc PENTAX-DA 40 mm F2.8 Limited』は、デジタル一眼レフカメラ『PENTAX *ist Ds』の発表時に開発を発表した製品。イメージサークルを撮像素子のサイズ(23.5×15.7mm)に最適化することで、35mm判カメラ用交換レンズに比べて小型/軽量化を図ったパンケーキ型となっているのが特徴。解像力や収差を試験装置で計測した数値だけでなく、実写評価を反映させた設計を行ない、高コントラストでクリアーな描写が行なえるようにしたとしており“レンズの味”を追求するという“リミテッドレンズ”シリーズのコンセプトを継承しているという。
焦点距離は『PENTAX *ist D』『PENTAX *ist Ds』装着時に35mm判換算で61mm相当(画角は39度)。レンズ構成は4群5枚。最短撮影距離は0.4m。最大撮影倍率は0.13倍。F値は2.8~22。自動絞りで絞り羽根の枚数は9枚。TTL開放測光に対応。AFでのピント合焦後、マニュアルでのピント合わせが切り替えなしで行なえる“Quick-Shift Focus System”に対応。
デジタル一眼レフに装着したイメージ |
本体サイズは直径63×高さ15mm。重量は90g。レンズ鏡筒/フード/キャップはアルミ削り出しを採用。フィルターは、レンズ側に49mm、フード側に30.5mmのものを装着可能。マウントはペンタックスKAFマウント。
同社では、スナップのほか、ポートレート/室内/風景など幅広いジャンルの撮影に対応できるとしている。