富士通(株)と米シスコシステムズ社は6日、ルーター/スイッチ分野で戦略的提携を行なうことで基本合意に達したと発表した。これにより両社はハイエンドルーターの共同開発などを行なう。
具体的には、米シスコシステムズのハイエンドルーター向け基本ソフト(OS)『Cisco IOS XR』を基に『IOS-XR』の開発を共同で行なうほか、IOS-XRを搭載した機器を、日本では“Fujitsu-Cisco”ブランドの製品として、富士通が2005年春から通信サービス事業者向けに販売する。
併せて、通信サービス事業者や企業向けにルーター/スイッチを組み合わせたネットワークソリューションや、さらにサーバーを組み合わせたトータルシステムソリューションを提供するという。なお、米シスコシステムズがハイエンドルーター向けOSを他社と共同開発するのは今回が初めてとしている。