(社)電子情報技術産業協会は30日、家庭系使用済みパソコンのリサイクルを推進し、回収の促進を徹底させていくために、“有限責任中間法人パソコン3R推進センター”を設立したと発表した。同協会では、2002年4月に“パソコン3R推進室”を設置し、パソコンの3R(リディース、リユース、リサイクル)事業を推進してきており、2003年10月1日から“エコゆうパック”による家庭系使用済みパソコンの回収システムを運営している。
今回、3R事業に参加するメーカーが増大する中で、意思決定の迅速化を図るとともに、事業責任を明確化するため、有限責任中間法人として独立させるもの。ただし、同協会のパーソナル情報部会と緊密な関係を保つために、代表理事はパーソナル情報部会長が兼務するとしており、初代の代表理事には(株)日立製作所のユビキタスプラットフォームグループ COOの篠崎雅継氏が就任し、専務理事には同協会の情報システム部長の古澤章氏が就任したという。
同センターでは、自作パソコンや倒産したメーカーのパソコンなどの“メーカー等義務者不存在パソコン”に関する家庭からの回収・再資源化事業(有償)も実施し、7月1日から回収の受け付けをホームページなどで開始するとしている。