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【caworld 2004 Vol.2】ケネス・D・クロン暫定CEOがキーノートスピーチ――「CAはマネージメントソフトウェアの時代の先頭をいく!」

2004年05月25日 17時46分更新

文● 編集部 小板謙次

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“caworld 2004”開催初日の23日(現地時間)の夕方には、暫定CEO(最高責任者)のケネス・D・クロン(Kenneth D. Cron)氏がキーノートスピーチを行なった。ケネス氏は4月26日(現地時間)に就任したばかり。これまでの会長兼CEOのサンジェイ・クマー(Sanjay Kumar)氏はチーフ・ソフトウェアアーキテクトとなっている。

キーノートには多くの人が詰めかけ、まるで競技場のように広い会場を埋め尽くした
キーノートには多くの人が詰めかけ、まるで競技場のように広い会場を埋め尽くした
暫定CEO(最高責任者)のケネス・D・クロン(Kenneth D. Cron)氏のキーノートスピーチ
暫定CEO(最高責任者)のケネス・D・クロン(Kenneth D. Cron)氏のキーノートスピーチ

ケネス氏は「私は、まだ1ヵ月もこの会社にいないが、これまで米CMP Media社の社長として25年間CAを見てきた」とし、米コンピュータ・アソシエイツ社(以下、CA)については熟知していると話した。そして、会計処理の問題について触れ、「CAはいろいろな困難に直面した。会社は会計処理に対する政府の調査の対象となり、私どもの監査委員会は社内調査を行なっている。財務実績の変更を一部行なったし、また経営陣の入れ換えを行なった。CAは政府の調査に協力し、近々完了すると思っている」と現状を報告した。

会計処理問題や経営陣の変更について触れるケネス・D・クロン(Kenneth D.Cron)氏
会計処理問題や経営陣の変更について触れるケネス・D・クロン(Kenneth D. Cron)氏

会場のパネルには「予測できない道の問題解決の手助けをしてくれるのがCAだ」「今のCAはより柔軟性を提供してくれる顧客志向の会社となってきた」「ITの複雑性を簡素化してくれる」などオーストラリア第5位の銀行やそのほか顧客からのメッセージを流し、来場者に好印象をアピールした。

会場に流れた顧客からのビデオメッセージでCAをアピールした

また一方で、経営陣の変更について説明を行なった。4月にルイス・S・ラニエリ(Lewis S. Ranieri)氏がCAの新しい会長に就任。また、COO兼CFOのジェフ・クラーク(Jeff Clarke)氏がCFO(チーフフィナンシャルオフィサー)としてCAに入ってきた。また、サンジェイ・クマー(Sanjay Kumar)氏は新しくソフトウェアアーキテクトとなり、今後彼の経験を生かしながら市場展開を行なっていく。また米IBM社出身のグレッグ・コーガン(Greg Corgan)氏は北米の営業部隊を率いていたが、今回はワールドワイドのセールス担当となった。

■顧客満足度は高いが課題も多い

氏は具体的には言及しなかったが、新しいブランド担当者をセールスチームに加え、顧客満足度をアップしていく予定だと話した。また、さまざまなチャネルビジネスを今年は重要なプライオリティービジネスとして位置づけたという。この背景には、最近調査会社が行なった顧客満足度のデータがある。氏はそのデータを紹介しながら「85%以上が全体的な課題に対するCAの取り組みに満足しているという結果が出ている。そしてCAの重要な、基幹業務を担うものであるという答えは96%だった。また、CAは競合を凌いでいると答えたのは45%だった。これから分かることは、満足しながらもまだまだ課題は大きいということだ」と話した。

また、氏は会社の進展は財務的な結果にも現われているとして、第4四半期の売り上げは約8億5000万ドル(約957億円)。そしてGAPにおける収益というのは1株あたり6セントから7セント(約7~8円)となった。全体的な売り上げは32億8000万ドル(約3691億円)が予想される。第4四半期の簿記上での拡大は対前年比30%となっている。事業運営のキャッシュも12億5000万ドル(約1406億円)で、このUnicenter、BrightStorなどにおいても成長を見せているとした。 「私どもは昨年売り上げの20%を研究開発に投資してきた。そのことによって皆さんが必要とするイノベーションテクノロジーを提供することができると思う」。

■これからはマネージメントソフトウェアの時代

氏はITの現状について紹介した。それによると、「ほとんどの組織というのは処理、またはストレージの能力をピーク値に合せているので、十分に活用されていない。サーバーの場合にはせいぜい10~25%しか活用されていないし、分散型ストレージは25~35%の活用率で、ROIはあまり良くない。さらに、ファイヤーウォール、アンチウイルス、アクセスコントロールなどはいろいろな互換性がないベンダーが提供しているので、脆弱性は増大している」とし、IT部門は闇の中で手探り状態でビジネスプロセスをサポートしようとしている状態だと話した。

これからはマネージメントソフトウェアの時代であり、「マネージメントソフトウェアのエキスパートである私どもは、革新の先端にいる」と自信を見せる
これからはマネージメントソフトウェアの時代であり、「マネージメントソフトウェアのエキスパートである私どもは、革新の先端にいる」と自信を見せる

さらに氏は「ITにはメインフレーム、分散型、インターネットコンピューティングといった3つの機会があったが、これからは第4の機会としてマネージメントソフトウェアの時代がやってくる」と結論づけた。「マネージメントソフトウェアのエキスパートである私どもは、革新の先端にいる。マネージメントソフトウェアこそが秘密の武器であり、この複雑な状況を管理することができる。これによって過少利用状態の技術を企業が使用可能にでき、コスト効率よくリソースを使い、新たな技術を導入することができる」と自信を見せた。

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