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【caworld 2004 Vol.4】CTOのヨゲッシュ・グプタ氏がキーノート!ワイヤレス向け新製品も登場

2004年05月26日 22時43分更新

文● 編集部 小板謙次

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“caworld 2004”開催2日目のキーノートには、CTO(最高技術責任者)のヨゲッシュ・グプタ(Yogesh Gupta)氏が登場した。冒頭、氏は「技術の変化とビジネスニーズの変化を乗り越えていかなければいけない。それができるのはイノベーションしかない」と切り出した。その革新の例として、ストレージマネージメントの分野では、他の企業(ストレージマネージメントの分野に特化した製品を扱っている企業)に比べて3倍の特許を過去2年間で取得していることも紹介され、米コンピュータ・アソシエイツ社(以下、CA)がいかにイノベーションを提供し、成功のための新しい能力源を顧客に提供しているかがアピールされた。

ヨゲッシュ・グプタ(Yogesh Gupta)氏
2日目早朝のキーノートに登場したCTO(最高技術責任者)のヨゲッシュ・グプタ(Yogesh Gupta)氏

グプタ氏は、IT環境の問題点をいくつか挙げた。それは

  • ITの複雑性はなくならない
  • その複雑性を回避するために、多くの人材を割り当ててコストが高くなっている
  • 新しい技術が十分に活用されていない。分散環境で十分に使われているのは25%にすぎない
  • ITへの要求がきちんと把握されておらず、無尽蔵に提供されるものだという誤解もある

の4点である。

これらに対してはマネージメントによって、サービス志向のアーキテクチャーで対応していく必要があるとした。氏が紹介したのはMicrosoft Exchangeの例だ。「CAでは100のサーバーを使っているが、これら全てのコンポーネントを管理しなければいならない。新しいバージョンがでた場合には全てを新しいものに置き換えなければいけないし、動作してはいけないものもコントロールしなければいけない。このように3つほどのマネージメントを100以上のボックス(マシン)に対して行なわなければいけない」と話し、CAではMicrosoft Exchange用のソフトウェアマネージメントを提供しているとした。同社では23日(現地時間)、『CA Management Bundle for Microsoft Exchange』をアナウンスした。これはExchangeのイベントをモニタリングし、不正なE-mailコンタクトや許可されていない配信の管理などを行なうもので、IT管理者が問題の原因をいち早く発見することができるとした。

CAが提唱するマネージメントシステムが、下の図に示されているもので“CA Enterprise Infrastructure Management”という考え方だ。この図は今回の“caworld 2004”のキーノートやテクロノジーセッションのなかで頻繁に登場したものだ。

“CA Enterprise Infrastructure Management”
“CA Enterprise Infrastructure Management”

基本にあるのがマネージメントデータベースで、IT組織がもつ資産がここに定義されている。これは、オペレーションズ、ストレージ、セキュリティー、ライフサイクルといった4つの領域で管理され、そこにさまざまなマネージメントソフトウェアが存在する。ストレージの領域では“BrightStor ARCserve”シリーズを挙げながら「非常に人気のある製品だが、競合他社に対して2倍速くバックアップを行ない労働コストを半分にする。インストールしてから第1のバックアップを行なうまで15分以内で完了してしまう。これが労働コストを削減するという真の意味だ」と紹介した。

また、非常に重要で注目に値する分野として取り上げられたのが、セキュリティーの分野。氏がこの分野で大きな課題としているのがワイヤレスインフラだ。「現在、ここのインフラはセキュリティーやマネージメントがきちんとなされていない。道を歩いている人や駐車場の車のなかからもワイヤレスインフラを覗くことができる」として、同社では新しい製品を開発しているとした。それは『Wireless Site Management』とい呼ばれるものだ。デモでは、開発スタッフが『Wireless Site Management』のベータ版を搭載したタブレットPCを持って登場した。同製品は「ワイヤレスネットワーク環境があったとしてもエージェントがないとアクセスできない。自動的にエンクリプションキーをアクセスポイントにシンクし、ディプロイ、ユーザー環境にかかわらずローテすることができる」と説明された。また、ユニークなサイトビジュアライザーという機能についてもデモがなされた。サイトビジュアライザーは自動的にアクセスポイントを検出し、どういったデバイスがアクセスポイントに関連しているかということをマッピングできる。つまり、どこにデバイスがあるかも割り出すことが可能になっている。ここであるパラメーターを設定することで、ある特定のゾーン内にいる人間(デバイス)だけがワイヤレス環境にアクセス可能となるのだ。

デモ サイトビジュアライザー
『Unicenter Wireless Site Management』のデモサイトビジュアライザーは自動的にアクセスポイントを検出
パラメータ設定画面 設定
パラメーターで特定のゾーンを設定したところ
CTOがステージを移動 アクセスは不可能に
「ベータ版のデモはいつもドキドキする(笑)」と言いながら、グプタ氏がゾーンの外に移動するグプタ氏の背景に写っているウェブブラウザーはインターネットにアクセスしていないのがわかる

これらのマネージメントのまわりに配置されるサービスマネージメントは新しい領域になる。「これは、言うなればサービスをエンドユーザーに提供する、デリバリーするということ。ITサービスがうまく働かない場合、関連するポートのインフラがどうなっているかを検知することができる。またすべての技術サピースがサポートする領域や関連するコストを明らかにすることで、サービス使用者に対して請求を行なうことができる。つまりITをビジネスとして経営することができるということだ」とコメントした。また、「これらはオープンコミュニティーに対しても対応していく」と氏は付け加えた。

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